第18回ショパンコンクールの審査が、現地時間3日10:00(日本時間同日17:00)から、ワルシャワのフィルハーモニーホールで始まります。世界各国から馳せ参じたピアニストが、ショパン作品を披露し、できばえを競い合う5年に1度の舞台(コロナの影響で前回から6年の月日が流れましたけれども)。審査員もピアノファンも、どんな演奏が響き渡るか楽しみにしていることでしょう。

審査員として参加予定だったネルソン・フレイレさんが病気のためキャンセル。フレイレさんと仲の良いマルタ・アルゲリッチさんも、フレイレさんの傍にいたいという希望があってか、キャンセルしたのだそうです。代わってアルトゥール・モレイラ・リマさんが審査員団に加わっています。

 

第1次予選の課題をショパンコンクール公式サイトで確認しました(10/2アクセス)。エチュード2曲(グループaに指定された曲と、グループbに指定された曲から1曲ずつ選ぶ)、ノクターン類1曲(ノクターンのほかエチュード作品10-3、10-6、25-7も選択可能)、バラード類1曲(4曲のバラード、バルカロール(舟歌)、ファンタジー(幻想曲)、4曲のスケルツォから選ぶ)という内容。曲順は自由だが、エチュード2曲は続けて弾くという形だそうです。