著作権は野蛮を守るのか | 鎌津間ブログ
2005-07-17 23:17:52

著作権は野蛮を守るのか

テーマ:コラム

 The Casuarina Tree さんやBENLI さんでもbe on Saturday を取り上げておりましたが、やはり日本文芸家協会知的所有権委員長の作家・三田誠広さんのこの発言は突飛だ。


例えばサンテグジュペリ(1944年没)は欧米では権利が続いているが、日本では勝手に翻訳が出せる。野蛮な国と見られているだろう


 なるほど、著作権保護期間の長さで文化的と野蛮とに分かれると言うのですね。この理屈だと著作権で世界の先端を走るのは80年保護のコロンビア となる。なかなか変わった見解だ。これじゃあコロンビアから見ればどこの国だって野蛮ではないか。


 前にも少し触れました が、50年代レコードが米国では権利存続してるのに欧州では権利消滅し自由に使える。では、米国は欧州を野蛮な国々め、と見ているのか。日本や欧州をはじめ多くの国では実演家に著作隣接権があるが米国にはない。この状況は何と言うのだろう。ついでに岡本薫前文化庁著作権課長は、


アメリカの「国際著作権戦略」は、「アメリカがたくさん作っているものは外国でコピーできず、外国がたくさん作っているものはアメリカでコピーできるようにする」という状況を目指した、極めて単純なものである

「著作権の考え方」215頁(岩波新書・2003年)


 て述べてるし。さて、誰が野蛮と見えただろう。

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