零細な金額だからの施策 | 鎌津間ブログ
2005-07-12 18:24:56

零細な金額だからの施策

テーマ:コラム

 今月28日に文化庁ではまた私的録音録画補償金の見直しが検討されるんですね。この前 、商品を買った後から補償金返還請求するのは面倒なのでレジでできたら便利みたいな事を書きましたが、そう言えば、著作権法には零細な金額の権利を実現する為のドンブリ作りました、てな制度てありますね。放送やレンタルした場合の。


 例えば、音楽レコードを放送に用いた場合、放送事業者は芸団協を通じて実演家へ二次使用料を支払う。なぜ実演家個人ではなく芸団協なのかと言えば、加戸守行 氏は(古いけど)「著作権法逐条講義新版」435頁(著作権資料協会1991年)においてこう述べている。


個々の実演家にとっては零細な金額のものになる可能性が十分ございますし、支払い側もいちいちレコードをかけるたびにどの実演家の実演を使用しているかをチェックして支払うということになりますと、二次使用料そのものよりもその調査費のほうが膨大な金額にのぼるということが考えられます。(435頁)


 つまり零細な金額だと手間の方が高くつく。しかし、だからと言って放っておいた訳ではないんですね。二次使用料などの権利ではそれを実現するための施策を講じた。のだから私的録音録画補償金の返還についても何らかの施策を講じなければバランスが悪いと思うのだが。個々には零細な金額だから二次使用料とか支払わなくてもよいよ、と言うなら別だけど。


 そもそも私的録音録画補償金制度で何が補償されるのさ、て気もするし、どういう展開になりますやら。

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