2005-10-22 23:56:33

のまネコとネコババとアリババと

テーマ:コラム

 BENLIさんによる と、のまネコ騒動の関心はネコババしますかタイトー編へ移っているようで。と言うか一つ一つコメントするBENLIさんって真面目な方だなぁと再認識した次第なのですが。それにつけても、のまネコ騒動は共同著作物 ?とか二次的著作物?とか著作権発生してんの ?とか一つのネタでケーススタディ著作権法講義みたい。で、共通するのは行政のお墨が付いていないので最初から裁判所に尋ねないと結論が出ない著作権の存否。「私が著作権者です」と主張しても「でも所詮自称でしょ」と。この辺が悩ましい。そんな感じでしょうか。ん、違うかな。


 するってーと、世間に対して著作権の番人のように振舞っている著作権等管理団体や管理会社ではありますが、管理している作品全てに著作権があるかは疑わしい。て事は服部克久氏から学習済みでしたか 。あらやだ、これら集団が人から拝借しようが盗もうが金銀財宝な著作権として洞窟の中へ貯め込む盗賊に見えてきたかも。そんな時には著作権法が「開けゴマ」な呪文となれば良いのですが......「閉まれゴマ」なのですねバカチンが。風通し悪いじゃんか。という辺りで著作権者と消費者(や利用者)とが闘いを繰り広げる物語。なんて一人勝手に妄想してしまいました。

 

 尚、日本レコード協会の現在の会員 は41社ですが、「アリババと40人の盗賊」とは一切関係ありません。(うあっ、エイベックスめっけた)


おまけ:


 著作権解釈については概ねBENLIさんに共感な私ですが、商標登録については、


「米酒」の図形商標について商標登録がなされたとしても、「モナー」の図柄の従前の用法が規制されることはない(せいぜい、一升瓶のようなものを手に持って立っている「モナー」の図柄を商標的に使用する「便乗商品」が出現したときにこれを規制しうる程度のものであり、ネット上でまことしやかに流布されている「危惧」は法的にはほとんど意味のないものである。)ので、「米酒」の図形商標についての商標登録により「モナー」の図柄が使用できなくなるということを前提にする議論というのは、的はずれではないかと思います。

 ではなくて、「モナー」の図柄が “従前の用法に限定” されるのが「危惧」だったんじゃないかな、なんてね、思いました。

いいね!した人  |  コメント(35)  |  リブログ(0)
2005-10-18 20:16:22

フランスな著作権法

テーマ:コラム

 「インターネット時代における著作権保護の行方」と題するコラム にフランスの現状について書かれてありました。興味深い内容だったので少し感想でも。


 ちょっと長くなりますが、フランス知的財産権法122の5条(条文翻訳:大山幸房)


著作物が公表された場合には、著作者は、次の各号に掲げることを禁止することができない。

(1) もっぱら家族の集まりにおいて行われる私的かつ無償の上演・演奏

(2) 複写する者の私的使用に厳密に当てられる複写又は複製であって、集団的使用を意図されないもの。ただし、原著作物が創作された目的と同一の目的のために使用されることを意図される美術の著作物の複写及び第122の6の1条第3項に規定する条件において作成される保全コピー以外のソフトウェアの複写並びに電子データベースの複写又は複製を除く。

(4) もじり、模作及び風刺画。ただし、当該分野のきまりを考慮する。

(3)(5)は鎌津間が省略。


 なるほど、フランスでは上の規定からも消費者の私的複製を妨げたらダメなんですねえ。著作物の利用者と著作権者とのバランスをとって両者で文化をつくっていく、てな思想なのでしょうか。利用者は著作権者の要望に従え的な日本とは思想的にチっと違うみたいで。


 更には、(4)のパロディOK規定があるとフランス著作権法って文化の発展へ寄与してる趣がありますねえ。改変が著作者の意に反していると同一性保持権侵害になる日本とはこれまた大いに違う。意に反するかって全面的に主観だし。


 意に反すると言えば、変形し脚色してつくった二次的著作物が原著作物の意に反してたらどうなるのだろ。許諾を得てないと翻案権侵害だろうか。てーと、原著作者は二次的著作物を太らせてから喰う、とかアリなのか。原著作者にとってはステキな制度だろうけど、それ以外の人にとっては面倒が臭い。


 なんて比べてみると日本の著作権法が大層窮屈な印象を受けますが、文化の発展的つか楽しさ的に、さて如何なものでしょう。

いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2005-10-07 23:10:15

締切ぎりぎりパブコメ提出

テーマ:コラム

 先ほど、文化庁 へ意見してみました。今日が締切って気が付いてチと慌てて。お題はもちろん私的録音録画補償金制度。勢いで書いたわりに上手くでけた、と思ったのも束の間で、何だか漠が然としてますやん。大上段に素振り、みたいな。でもま、とりあえず。こんなん↓ですけど。
.............................................................................................


2.私的録音録画補償金の見直しについて
(5)その他(私的録音録画補償金制度の課題について)


 例えば特許権の場合、発明は公開され審査され、そして、その発明は何人も(「業として」でなければ)自由に実施することができます。それが特許法の目的たる「産業の発達」という公的利益につながり、その見返りとして私的利益たる排他的権利が付与されております。


 翻って、著作権は公開も審査も要しません。そして、その上に更に私的録音録画といった私的使用の範囲にまで経済的負担を義務付けるならば、そのような(特許権等と比べても)強大な私的利益の付与が「文化の発展」という公的利益へどのように繋がっているのかを明示する必要があると考えます。


 私的利益たる排他的権利を付与する前提、その公的利益を明確に示せないならば、著作権は独占禁止法の適用除外規定から排除され、著作権法制が根本的に否定されることになりかねないと危惧しております。著作権者の保護は著作権法の目的である「文化の発展」への手段であり、その手段が目的を侵蝕するのであれば看過することはできません。

.............................................................................................

 ・・・「危惧しております」って大きなお世話じゃ、てな感じで。

いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。