どうも、木全です。
きょうもいろんなところで、いろんな問題が起きています。
全部を拾い上げて、深みまで迫っていくことはなかなか難しい。
大抵の人は、そんなことしない。
だから、表層的な事実だけをもって真実だと思い込み批判し、
揚げ足をとろうとする。
そこにあるのが必ずしも真実だと限らないのに。
ニュースは語源が示す通り「あたらしい」便りや情報。
目に見える事情を事細かに描写し伝達するだけのもの。
だから速報性が求められ、それゆえに誤報や誤字脱字が発生する。
一度報じてしまえば、はいそれまでよ。
訂正されることはあっても、それもちょろっというだけ。
それに、訂正前の情報を観た人すべてが訂正情報を目にする訳でもない。
ネットを漁ればご情報なんてどれだけでも出てくる。
いまどきはタイトルだけで内容を判断する人も多くって、
本文を読まずに非難の声を書き込む人もいる。
だから、ネットニュースのタイトルはより刺激的に、意味不明に、
いわゆる”釣り”が増えていく。
もうね、メディアリテラシーって言葉が虚しいよ。
兵庫県知事の件についても、だんだん論調が変わってきた。
自分なりに情報を深掘りし、あらゆるデータに目を通する人なら
最初っからなにかおかしいことには気づいていたはず。
この国の面白いところは、「ちょっと違うぞ?」と思ったら
他の話題でしらじらしくフェードアウトしていくこと。
目をそらされることに慣れてしまった人の、なんと多いことか!
情報はいつだって自分の手の中にある。
調べるか、調べないか。
それしても、最近の人の検索能力って落ちてるんじゃないかな。
「調べました」っていうわりに、まったくたどり着けていない。
ホント、もったいないことだよね。