前編に引き続き、つくば市議会議員のヘイズ・ジョンさんのお仕事について伺いました。
Q:つくば市をどんな街にしたいですか?
私が飲食店をやっていた頃、15年ぐらい前のつくばはもっと活気があった気がします。
若い人がもっとにぎやかに遊んでいて楽しい街でした。
その後、飲酒運転の法律が厳しくなって、お店の経営が苦しくなってきた頃、東京に行ったら私のお店のお客さんとばったり会いました。
つくばはつまらないから東京で遊んでるというのです。
それを聞いて悲しかった。
車でどこでも動く街だからお酒が飲めないと言う人もいるけれど、
例えば飲酒運転を防ぐために代行運転という仕事があるように、人と人が出会って楽しむために、お酒だけではない「仕組み」や「キャンペーン」などの策を打ち出せば、新しい活気も生まれてくるはずだと考えています。
今の筑波大生は、ほーんとに真面目で遊ばないみたいなんです。でもその筑波大生達が、卒業したあとに「つくばは面白かったし好きだから、結婚したらまたつくばに住みたいなぁ」と思ってもらえる街にしたいです。
Q:政治家を目指す子どもたちに、どんな人が向いているか、やっておくといいことなど、
アドバイスはありますか?
政治家は沢山の人の話を聞きます。問題を沢山投げかけられます。そこで自分が大切に思っていること、考えていることに確信がないと、様々な意見にその都度流されていってしまいます。自分の意見をしっかりと持ち、自信があることが大事です。反対意見などの厳しい言葉も沢山聞かなくてはいけませんから、そのストレスに耐える強さも必要かもしれません。
ヘイズ・ジョンさん、いろいろなお話を伺えて楽しかったです。
お忙しい中ありがとうございました。
私は今回のインタビューをきっかけに、初めて市議会の傍聴をしました。
「議会だより」を読むだけと、実際に議場に足を運び審議を聞くのとでは
議題への理解の深さが大違いでした。
更に結論に至るまでに質問と回答のやりとりがこんなに重ねられていたことも知りませんでした。市民に密接に関わる市制に対してもっと関心を向けてもいいのではないかと感じました。
【ヘイズ・ジョンさんプロフィール】 カナダ出身 1963年2月17日生まれ 1991年 リジャイナ大学,サスカチュワン州 音楽教育学学士取得 平成3年10月 来日 平成4~10年 個人プライベート英語教師 平成10年 イマジネリク有限会社設立 平成19年 日本国籍取得 平成20年 つくば市議会選挙で初当選 平成24年 同 市議会選で二期目当選 平成28年 同 市議会選で三期目当選 |
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[Facebook] https://www.facebook.com/jon.heese.5
[イマジネリク有限会社] http://imagineric.net/
<インタビュアー> 小峯洋子