スキーの師匠と私はバディです。

あくまでもスキーに関してのみですが。

 

ふたりとも雪道の運転ができるし、それぞれひとりで勝手に一日中滑っていられます。

もちろん指導員である師匠と私との技量は雲泥の差なのですが、別々に滑る分には負荷もストレスもない、いい相棒です。

 

ご飯やお茶のときだけ集合して

「○△コース、ブッシュでてるね」とか

「ボーダーでうまい子いたよね」とかおしゃべりできるのも楽しいし。

 

師匠とは一度だけ島根・鳥取を旅行したことがあるのですが、

食べ物とかお店選びとか過ごし方など、ちょっと価値観が合わないなーと感じました。

 

そんな師匠、この春に「北陸フリーきっぷ」で旅をしてきたそうなのですが…


一緒に行ったお友達がなんと散歩中に足を捻って骨折してしまい、緊急入院して途中からひとり旅になってしまったんだそう。

ひとりで泊まることになった温泉旅館で、

お高いので「蟹コース」を予約してなかったところ、本当に蟹が全然なくて絶望した、というような話を聞きました。


お友達が緊急入院して、突如ひとり旅になるのはさすがに大変。

(旅館で2名→1名になるのはキツそうです)


…しかし、北陸行って蟹なしって⁉️

師匠、「ほんとに蟹がなかった」と愚痴るくらいなら蟹コースにすればいいじゃないですか。


一緒に旅した時もそういう感じの愚痴が多くて、どう対応していいかわからない時がありました。


何か希望があるなら、それを叶えるための行動をすればいいと思うんですが、師匠はそれをしないで文句言うんですよね。

(意外にも周りにそういう人は結構多い)



さて先日のことですが、

「よかったらうちでお昼でも」とお誘いして、チャリで来ていただきました。

「台湾で買ってきた蒸籠で焼売」の第2回目です。

 

私「今日は暑いですね~

  ルイボス&レモングラスの冷たいお茶はいかが?」

 

師「へぇー珍しいね。

 うちでこんな変わったもの出したら誰も飲まないわ」

 

私「カルディで売ってるフツーのティーバッグだけど…

 ご家族はどういうのだったら飲むの?」

 

師「麦茶か烏龍茶、せいぜい爽健美茶ね」

 

私「爽健美茶…?ペットボトルってこと?」

 

師「うん。毎日コンビニで次の日の朝食の菓子パンと飲み物を買ってる」

 

師匠マジっすか滝汗

それ、塵も積もれば「蟹コース」何回分⁉️


…そうだ、思い出した。

師匠はコンビニとファストフードがお好きなのでした。

まあ価値観も嗜好も人それぞれなので、

そこに口を出す気はありません。

 


この日は蒸籠で海老焼売を作りました。

普通の豚のと海老のと二種類作って

お出ししたところ…



蒸籠というものを初めて見る、とのことでした。




スパークリングワインで乾杯したあと

日本酒もちょっと飲んでみたいとおっしゃるので、「栄光富士(愛山米)」を開栓しました。



愛山は私の大好きな高級酒米です。

山田錦や雄町より断然好き。

 

師「栄光富士? へー聞いたことない」

 

私「日本酒は酒屋さんで買ってるの?」

 

師「自分で日本酒を買ったことはないなあ。

  主人がよくお歳暮やお中元でいただいてたわね」

 

わーそうなんだ、いいなあ元・校長先生ニヒヒ


喜んでいただけて、楽しくおしゃべりできて

よかったけれど…


やっぱりスキーのバディだけでいる方が、

お互いに平和で長続きしそうな気がしています。