前回の続きです
備忘録なので
リアルな描写や動画があります
ご注意ください
午後４時半過ぎ
頭の中で
もしかしたらこれは…
そう思い始める
このあと元気の無い姿の動画です苦しい姿ではないですが
苦手な方や元気こっちゃん
が好きな方はここでバック願います
それなのに口では
明日への希望を持たせて
パワーを奮い立たせようとしてた
まだこの時までは
とぉちゃんが夜勤を終えるまで
あと10時間
せめてとぉちゃんの休憩まで
約６時間
口には出さないけど
覚悟をして出勤していったとぉちゃん
ねんねして待ってるからね
ね、こっちゃん
何気ない私のこの言葉は
とぉちゃんとの約束
として認識されたのかもしれない
午後８時半
呼吸数が28回から54回に増えた
浅くてより早い呼吸を意味する
もう病院には連れて行かないよと
私の決断だけLINEに入れた
こっちゃん…
とぉちゃんは
きっと怒らないからさ
頑張らなくていいよ
少しねんねしようよ
私の心の中は葛藤し続けた
頑張って欲しくない
でももう少しだけ
一緒にいたい
何度も意識が遠のくと
頭を起こして体をずらし
目を見開く
待ってるって約束したでしゅ
その気持ちが伝わったから
私は全力で琴を励まし続けることにした
おしっ
かあちゃんに任せとけ
歌でもうたおっかな
応援サポートにまわると決心してから
絶対に泣かないと決めた
できれば最期も笑って送り出すって
だからあえて歌を歌ったり
ひたすら撫でる手を休めずに
想いのすべてを語りかけた
ありがとうと大好きだよの嵐
あとは二人にしかわからない
懺悔や誓いも語りかけた
就職して長野に住んでる息子へ
仕事終わったら
ビデオ通話してほしいとLINEを入れた
思春期も受験勉強も寝るときも
息子と一緒に過ごした琴
同時にとぉちゃんにも
同様のLINEを入れてひたすら待った
午後１０時半
とぉちゃんとのビデオ通話
琴が眠らないと伝えたけど
琴は安心したのか
目を閉じて寝始めた
午後１１時半過ぎ
息子もビデオ通話で呼び掛け
対等のつもりの琴は
息子の前では体を起こして伏せた
心配させたくないのか
自分にとっての連れに対して
弱い所を見せたくなかったのか
あと３時間でとぉちゃん帰宅だ
ここからがまた長かった