部活は、いらない?!
我が家のお世話になっている、中学校の話し。今、中学校で部活に入っていない生徒が、3分の1くらい、いるのだとか。今は、あんまり何がなんでも部活!!っていうほどの、風潮は、無い気がした。なんで、今は部活をやった方が、いいよ、という雰囲気が、昭和の時ほど無いか、考えてみた。今は、いろんな情報に簡単にアクセスできる。一人一つのタブレット、スマホ、PC。無理に、部活で自己を成長させなくても、他に選択肢がある。タブレットで、世界中の情報に、すぐにアクセスできる。成長のきっかけは、部活だけじゃないって。そう、思ってしまうのではないかって。比較考察のために、私が学生だった昭和の頃を振り返ってみる。昭和の私の時代は、部活をやっている(しかも強い部活)ことは、かっこいい!!という風潮はあった。なぜ、私の頃って、部活頑張る=良い、かっこいいだったか。昭和の頃は、今のように、タブレットも、オンラインゲームも、PCも無い。家に帰っても、することが無い。それから、画面で、視聴するというと、テレビしか、なかった。しかも、テレビは、家に1台。テレビって、けっこう、スポーツの中継が多かった。野球、ゴルフ、バレーボール。特に、興味の無いスポーツでも、たまたまテレビをつけたときに、中継が目に入ったりした。オリンピックも、国をあげての大騒ぎだった。だから、学校で部活をする=良いことみたいな、刷り込みができたと思う。テレビで、スポーツ中継をいっぱいやってたから。でも、今って、テレビのチャンネル争いもなく、皆、一人1台のタブレットなり、PCで、好きな動画を、見てる。そうしていると、子供が自分から、一度もプレーしたことの無い、スポーツの試合風景を、動画で見るって、あまり無いと思う。そうすると、スポーツをするきっかけ自体、減る。昭和の頃は、テレビのスポーツ中継は、好むと好まざるをえず、けっこう見る機会があった。私が、中学校の時に、バレーボールをしたのも、テレビで、ワールドカップの中継をやっていたから。それがなかったら、バレーボールをしなかった。けど、私自身、部活をやっていて、良かったことって、今になると、ほとんど無い気がしている。私が、年をとっても、健康なのは、学生時代に部活をしてたからだ、って思ってた。でも、本当に、そう言えるか、証拠は無い。むしろ、部活をやっていたことを、よかったと思いたかったから。いいことが1個も無かったって思いたくないから。そう結論づけてた気がする。一方、部活で身体を痛めたことは、数知れず。私が、コンタクトレンズをはめるようになった、きっかけ。それは、バレーボールのボールが、二重に見えるようになったからだった。コンタクトあるあるだが、コンタクトを装用してから、視力が一気に下がった。のちに、コンタクトレンズの不便さから、裸眼で生活できたら、どんなによいだろうと、思ったことは、数えきれない。コンタクトレンズの装用誤りから、重い眼病も患った。そんなこんなで、部活のバレーボールをしていなければ、今でも、裸眼だったと思う。もったいなかった。高校時代に、バスケットボールをして、腰を痛めた。今でも、腰が弱い。困っている。学生時代の部活動よりも、その後の人生の方が、圧倒的に長いのだ。部活も、スポーツだから、怪我はある。そして、熱くなってやり過ぎてしまうことの方が、ほとんどだ。また、こんな話がある。私の中学校の同級生で、県大会の準優勝まで行って、社会人野球に進んだ男子がいる。今は、社会人野球も辞めて、別の職業についている。彼が、卒業後に言っていた、言葉が、含蓄深かった。「もう、どれだけ、大金を積まれても、高校生の時の、あの野球部の練習は、二度とやりたくない。」やはり、高校生で、アルバイトもできるくらいの年齢になったとはいえ、やはり、まだ、判断力が未熟なのだろう。あとから、振り返って、良い思い出だった、ではなく、二度と戻りたくないとまで、思うほど、当時の練習がいやだったのに、続けてしまったのだ。それって、本人があとから、振り返って良い人生の選択をしたって、思えてないということだ。若い、いろんなことができる、貴重な時間を、有効に使えていないということだ。激しい練習を、休日もほとんどなく、やり続ける。大人だったら、練習きつすぎるから、休みをとろうとか、辞めるとか。そんなにあとから、二度とやりたくないって思う位のことだったら、その時点で続けることはしない。けれど、高校生で、判断力が、未熟だと、まわりの友達の目、親の期待、監督の期待。なんとなくの、空気感で流されるように、辞める勇気まで、無かったり。辞めていいのか、わからず、やってしまうのだろう。以前、ヤフーニュースで、あるオリンピック選手が、言っていた。「いくら大金を、積まれても、高校時代の練習はやりたくない。高校時代の生活に、戻りたくない」これを読んで、私の同級生の元野球少年の言っていることと、同じだ!!と、驚いたのだった。部活で、実績をあげた人、あるあるなんだと、思った。他にも、バレーボールの元全日本選手で、オリンピアンが、小学校、中学校、高校と全国大会でかなりの実績をあげたが、幼少期の身体が未完成な時期に、アタックの打ちすぎで、腰痛になって、引退が早まってしまった。本当は、もっとオリンピックに何度も出れる、逸材だった。この、酷使しすぎ問題って、甲子園でもよく、言われている。高校生で、実績をあげるスポーツのコーチや、監督は、自分がプレーするわけではない。だから、高校生に、もっとやれ、と練習を強化する。自分は、言うだけだから。やるのは、選手。そして、高校生は、判断力が未熟だから、監督から言われれば、きつい練習もやってしまうのだ。そして、監督は、自分は、何も肉体的、精神的に選手ほど、疲れないのに、選手が、実績をあげると、=監督の手柄になる。それで、高校の部活の監督は、選手に無茶をさせすぎてしまうことが、往々にしてありがちだと思った。高校生が、素直で、世の中をまだ知らず、判断力も未熟で、言われれば、どんどんやってくれるからだ。だが、それが、選手本人の人生にとって、プラスかといえば、先程、述べたように本人が、あとから、思い出したくない、戻りたくない、と思うのって、どうかと思う。そして、プロになるかもわからないし、プロになってからも、選手生命が短くなってしまったり。引退後の人生の方が、ずっとずっと長いのに、身体の一部に不調を抱えたまま、やっていくことになる。そして、高校生の身分で、監督の命令に従わない、意見を言える生徒は少ない。無理に部活をしなくて、いい。今は、そう思っている。『部活はいらない~熱中症の恐怖』最近、また急に、暑くなってきた。日差しが、痛いくらいに暑い。あー、またこの季節になってきたんだなと、思う。涼しくなってきたり、冬の間は忘れてしまう。け…ameblo.jp『部活はいらない?その2』『部活は、いらない?!』我が家のお世話になっている、中学校の話し。今、中学校で部活に入っていない生徒が、3分の1くらい、いるのだとか。ネットでも、今時の…ameblo.jp