今、我が家では、ペットを飼っている。

 

金魚 オランダシシガシラ1匹(1歳4ケ月)

   らんちゅう1匹(4ケ月)

 

メダカ 3匹

 

鳥  セキセイインコ(9歳)

   オカメインコ(9歳)

 

観葉植物 サンスベリア

     ミリオンバンブー

     ガジュマル

 

 

そして、人間の子供2人

 

誰も、世話をしない。私一人でしている。

 

この程度の世話でも、毎日一人でしていると、けっこう大変なのだ。

 

とにかく、生き物の世話は休みが無い。よく、酪農家も、休みが無いから、大変だと聞く。牛は、毎日、大量の糞をする。そして、毎日搾乳しなければ、乳が張るから、絶対に、搾乳しなければならない。生き物だから、体調の異変にも、気づかなければならない。目を光らせたり、注意を怠ることはできない。

 

この事実を知った当初は、ふーんくらいにしか、思わなかった。だが、今、自分で、人間の子供という、一番手間暇のかかる生き物の世話をして、酪農家の苦労が、腹の底からよくわかる。とにかく、大型の生き物って、大変なんだよ、世話が!!!

 

それに加えて、観葉植物も、基本放置プレーでいいけど、夏はほぼ、毎日、水やり。そして、観葉植物は、冬になると、日中は外だけど、夜は、室内に毎日取り込まなければならない。鉢の数が多いから、面倒だ。だが、生き物って、一生懸命世話をしていると、気持ちにこたえてくれる。実際、今年は、サンスベリアが、3年目にして、花を咲かせてくれた。新聞記事になるくらい、サンスベリアの花が咲くのは、珍しいとのこと。ただ、2年半、毎日、水やりと、冬季の夜間室内取り込みだけ。でも、これも、絶対に怠らないという2年半、続けるのは結構大変だった。花は、サンスベリアから私への、感謝のプレゼントのような気持ちだった。世話ありがとね、みたいな。

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そして、オランダシシガシラも、もう1年半生きてる。金魚を飼った人なら、わかると

思うが、金魚って、滅茶苦茶飼うのが、難しいのだ!!!本当に、めっちゃむずい。水作りが大変なのだ。今日も、小さな泡がたくさん水槽にあった。ネットで調べたら、バクテリア不足で、富栄養価だと。それで、水替え+バクテリア2種類を追加。そうしたら、オランダシシガシラも、ちょっと、調子が良くなった。

金魚って、観賞用に品種改良されまくってるから、とにかく、弱い。さらに、原種の鮒から遠ざかるほど、弱くなる。

我が家のオランダシシガシラは、頭の肉瘤、こぶが本当に大きい。また、体形もバルーン型のおなかぽっこり。原種から遠いこと、この上無い。そして、餌を食べるのも、下手だ。

結構、餌食いはいつも、いい。だが、水質悪化の影響をもろに、受ける。そして、オランダシシガシラの調子が悪くなる=水質悪化というサイン→水替え、バクテリア追加。水槽の掃除、という作業を我が家の場合、している。

らんちゅうは、かの有名な東京都大田区の高橋らんちゅう園で、購入。体長4センチほどだが、金額は、3000円した。しかし、やはり、何度も数々の大会で、賞をとっている、有名ならんちゅうの養殖園出身のランチュウだけある。とにかく、うちに来た時から、本当に、調子を崩したことが、一回も無い。すこぶる丈夫。元気。

らんちゅうを飼うんだったら、高橋養殖園一択。次、もし、らんちゅうを飼うなら、また、ここにすると思う。

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(写真、大きいのがオランダシシガシラ、小さいのがらんちゅう。)

 

生き物を、元気に育て続けるって、ほんと、大変。可愛いなんて、一時の気持ちでは、続かない。とにかく、生き物で一番大変なのが、ある意味、排泄物の処理だ。

 

植物の場合、排泄物が無いから、そういう意味では、楽なのかな。とにかく、水やりと、日光。うちは耐陰性があるといわれる、観葉植物も、すべて、日中は1年通して、屋外に出している。室内に置いた方が、愛でられるので、飼い主?世話する人は、その方が良い。だが、しかし、植物はもともと外にいるべきものなのだ。そして、耐陰性の強い植物でも、日差しがよくあたる場所なら、場所なりにけっこう適応してくれる。それが、耐陰性のある観葉植物である、サンスベリア、トックリヤシ、ガジュマルを2年半屋外で育てた感想。そして、サンスベリアに至っては、今年3年目にものすごい満開の花を咲かせて、見せてくれた。サンスベリアもよく、オフィスの室内飾ってある。しかし、やっぱり、屋外で、直射日光を浴びて、風のゆらぎ、風とおしの良いところで水をあげてさえいれば、特に肥料は、全くやらなくても花を咲かせるんだなと、痛感した。人間も、曇りより、晴れでお日様が当たると、気持ちいいし。生き物にとって、日光って本当に大事なんだと、痛感する。

 

話が脱線したが、生き物を、1日たりとも、休まず世話するのって、本当に大変なんだよ!!!

 

そして、世話している生き物が調子が、悪くなれば、必死に看病する。

 

まあ、生き物の世話をするように、なって、こうして。

 

私は、人間の子供も、ペットと同じだと思った。

 

これは、人間の子供をおとしめて、表現したいという、趣旨ではない。

 

人間の子供が、病気になれば、そりゃあ必死に看病する。だが、私は、ペットが病気になっても、本当に、必死に治療する。

 

ペットも、人間も結構必死だ。看病するときは。

 

子どもに対して、期待したりするのは、おかしいって思った。ペットに対して、優秀なペットになれ、とか思う人っていない。まあ、思ったように懐かないとか、飽きたっていう理由で、保健所にペットを持ち込んで殺処分する人が、いるらしい。

 

だが、基本、ペットって飼っても、想定通りには行かないことが、まあけっこうある。

 

たとえば、うちのオカメインコ。最近、頭をカキカキ指でマッサージする、スキンシップをしなくなったら、近頃、指で頭なでようとすると、いやがるようになった。もっと、なでさせてほしい。飼い主としては。

 

オランダシシガシラは、転覆病が、完治していない。だから、餌食いはいいけど、泳ぎがイマイチ元気がない。ペットの元気の無い姿を見るのがつらくて、以前は、オランダシシガシラを見ると、私は、悲しい気持ちになった。こんな悲しい気持ちになるために、ペットを飼ったんじゃないのに。ずっとそんな感じだった。しかし、転覆病で、お尻を浮かせて、泳ぐ、オランダシシガシラの姿にも

慣れた。そして、たまに、調子の悪そうな泳ぎをするオランダシシガシラとの、生活もそのまま続いている。可愛がってよく話しかけていたりもする。

 

サンスベリアは、3つ鉢があるうちの、一つの鉢で、冬場の水の上げすぎで、根腐れを起こしてしまった。しかし、残った芽が、今年も猛暑で、よく日光を日中、浴び続けて、3割くらい、また復活した。

 

とにかく、生き物って、どんなにこちらが、頑張っても、100%思い通りの作品のような出来栄えになんてならないのだ。

 

だったら、子供だって、ペットと同じように、親の思い通りにうまくいくなんてないのだ。親の想定外の変遷をたどる、当然だ。親の頑張りほどには、いい学校に入れない。当たり前だ。生き物だからだ。自分の描いた絵画や、彫刻のような置物ではない。自分の思いのままに表現できる、アート、物質ではない。生き物の世話だ。病気もするし、しかも、子供なんて、ペットと違って外に出るから、外で、悪い環境に身をさらせば、親が頑張っても、どうしようもなくなることもある。良い行いを定着させるより、悪いことの方が、人間すぐに覚える。

 

ペットを飼っていて、ふと、それを強く思った。