以前から気になっていた中泊の地磯へ初めて行ってみました。
4年程前から何度か下見へ来ていましたが、実際に釣行するのは今回が初めてです。
狙いはフカセでグレ狙い。正確に言えば、フカセでグレ狙いごっこですが…
朝6:00頃、荷物を背負い地磯へ向かうために山を降ります。
この周辺の地磯は海と山の高低差がかなりあり、佐田岬の地磯とは比べ物にならないくらいハードな道のりです。
15分程歩くと海へ出ますが、ここからが大変。
50m程の高さの断崖絶壁があり、ここから真下に一気に下っていきます。
ルートを確認しつつ、足元の安全を確認しながら慎重に崖を降りてようやく到着。
今まで降りた地磯の中で、一番恐ろしかったです…
どこの場所でやろうか周囲を見た途端、愕然とします。
何とうねりがついており、低い場所でやれそうな場所はありません。
高い場所でうねりが無い場所はありますが、ここだと魚を掛けても届かない…
しかし、他に場所も無くここでやることに。
フカセ釣りをするのは初めて。撒き餌を作って、仕掛けを作ります。
1個1000円するウキは買えず、200円程で買えるウキを浮力を計測して持ってきました。
1時間程見よう見まねで撒き餌をしながらやっていると、徐々に小魚が浮き上がってきているのが見えます。
周囲には湧きグレの群れも見えます。
ここで本日初のアタリ。
水中を漂う浮きが動き、道糸が走ります。
合わせを入れると一気に走られ、ドラグがなります。
よっしゃ来たー!!と魚を寄せにかかります。
ブチン!
道糸が岩に擦れて、切れてしまいました。貴重なアタリだったのに…
波が引き、うねりも収まってきたので、やや低い場所からやってみることに。
なかなかウキ入れは無く、仕掛けを手繰っていると何やら魚信を感じます。
フカセ釣り初獲物!
12:30頃、エサ切れで納竿。
ここからがまた大変。来た道を戻らなければなりません…
登りは下りほどは怖くはありませんが、油断は禁物。
何とか崖の上まで登りきり、ほっとしました。
ハードな釣行でしたが、新しい景色を見たり、未知の事を体験できたりと気分爽快でした。
浮きやガン玉の選択、撒き餌と仕掛けの投入点、潮の見方など、一から勉強しなければなりません。