城
さぁて、久しぶりに書きます
今回はナポリにあるいくつかの城について。
海外に行ったことのない私はもちろんナポリにも行った経験はない。海外に行ってみたい、世界の建築をみたい。今は金銭面のことも考えてまだ無理だけど、いつかは建築めぐりをしてみたいと思う。
まず紹介するのは卵城。
卵城という名前の由来は、ノルマン人が城を建築するさいに基礎部分の中に卵を埋め込み、「卵が割れるとき、この城だけではすまずナポリにまで危機が迫るだろう」という呪文をかけたということが名前の由来。こういった話、本当におもしろいと思う。呪文の内容は一概に決して良いものとは言えないが、私個人の思いでは、基礎部分に卵など入っていないのでは…と思ってしまった。決して割れることのない卵。それならナポリの人たちは半永久的に安全を保障されたようなものなのだ。アンジュー家統治時代には、城を税を納めるための倉庫として使用され、卵城の屋上からはナポリの街並みやサンタルチア港・ヴィスヴィオ火山という遠くまでが見渡せるのだ。
次に紹介するのはサンテルモ城。
ナポリの街並みを見降ろすことのできる丘の上に建つこちらの城。アンジュー家により初期の城郭・拡張がされた。16世紀にはスペイン人がナポリを支配することになり、星型の近代城郭へと改修されたのだ。星型へ変えてしまうところがまたスペイン人らしいなーっと思ったり。
最後に紹介するのはヌオヴォ城。
ヌオヴォ城は、「新しい(Nuovo)城」を意味し卵城と区別するために命名されたと言われている。別名、アンジュー砦とも言われている。13世紀にアンジュー家出身のナポリ王カルロ1世が、フランスのアンジュ城をモデルに建築したといわれている。アンジュー家支配末期に度重なる戦闘の舞台となり大きく破損するものの、15世紀~18世紀にかけて改築され、現在に残るのだが長い年月をかけてでもかつて戦場とした場所を元に戻そうとするところが人間らしいと感じずにはいられない。
今回はナポリにある3つの城についてまとめてみた。日本の城と海外の城は大きく違う。外観も異なることながら、構造から違うのだ。海外の城から学ぶ構造はおもしろい。そう、構造で思い出したけど最近はよく基礎構造について調べているんだ。ラーメン構造はとにかく素晴らしい。ラーメン構造があるからこその他の構造だったりするし構造体っておもしろいのだ。
今月末に、先輩が建築旅行を考えてくれた。参加したいと思う!自分の無知さを痛感することになるだろうし、自分の不器用さを痛すぎるほどに痛感するだろう。先輩たちについていけるかも心配だし他の同学年の友達とのレベルさも感じさせられるメンタル的にまずやられる合宿になることだろう。それでも行こうと思う、得るものは大きいと思う。いくら傷ついてもメンタルやられても(笑)建築を好きな気持ち譲れないんだ。だからいってきます!
すべて真実
さて、今日は横浜赤レンガ倉庫で行われている卒業設計展に行ってきた。本当は友達と行く予定が急遽1人旅に変更。日本大通りで電車を降りて強風の中、横浜銀行やら役所やらを横目に歩くこと数分…。見えてきました、赤レンガ倉庫!いやぁ、おもしろいね。明治末期から大正初期に建てられたとは思えないほどに、現代の風景ともマッチしている。
まずは赤レンガ倉庫の周りを捜索。
海沿いのほうまで行ってはみるも、風の強さにやられる…。倉庫の周りをうろうろして赤レンガ倉庫が何故現代の風景にマッチしているのかを自分なりに考えるためにベンチへ。頭を覚ますために海沿いのベンチを選択。ここは根性ですね!結局、自分なりの答えとしては「周りに建物がないから」ってありきたりな答えになった。もし周りに住宅が立ち並んでいたら、赤レンガの面白みはまた変わっていただろう。隣に大型のゲームセンターが建っていたら?なんとなく景観ぶち壊しといったところか。あの場所に建っているからこそ、生かされている建造物だと思った。建築が景色をつくる、イベントが建築を創り始める。
また長々書いてますが、本題の建築展について。
学生主催らしいがしっかりしていた。11大学242作品という規模の大きな今回の催し。せんだいに行けなかった私にとっては、今期最大規模の卒業設計展となった。どの作品もおもしろかった、未熟すぎる私には勉強になることだらけだった。いくつか思ったことをあげえてみる。
①模型は建築を生かしもし、殺しもする
これは私の見方なのかもしれないが、建物を第一に考えるはずの模型に無駄が多いものが幾つかあった。壁ばかり強調されて中の見えない建築模型、いったいなんのために内側まで作り込んでいるのだろう。時間をかけたのなら、そこも見せれば良いのにと、そう思わせるものが多くあって残念だった。
②時代背景
世の中の情勢が反映されるのは良いことだと思うが、次世代を担うであろう建築家の卵たちの作品にいくつもかぶりがあるのはおもしろくなかった。「建築」という同じ夢を見、同じ夢を追う者同士のなかで、思い浮かぶアイディアが同じというのは、喜ばしいようでもあり自分の考えは他人もできるレベルということが立証されたようで悲しいものだなと思った。
具体的にいえば、アリの巣のような構造は流行りだ。あとは窓を多く求めること、見せるということ、人と人とのつながりを常に感じていたいということ、図書をメインに置くこと。そう思えたね。あ、あとこの間見に行ったばかりの多摩美術大学の図書館を参考にしたんじゃないかって模型が2つあった。
”そのデザイン 自分らしさは100%ですか。”
あとからこのポスターを見つけて考えさせられたね
いったい何だったんだろうって(笑)
今回勉強になったのは、プレゼンボードの見せ方作り方やさっきも言った模型は建築を生かしもし殺しもするってことかな。また長々書いたけど、まとまらないほど得るものが多かったってこと。おもしろかった、楽しかった。2・3日たったらまたきちんと自分の糧になるかな、行って良かった。
