こんにちは。今日は「日本は,遅れているのか?」というテーマです。
その1:半導体技術が遅れている件
ある時「謎の企業」が外国の半導体企業を買収することになりました。
次の時代に「自動車の自動運転のパーツ」がくることを察知した(謎の企業の)上層部は,買収した外国の企業に「パーツを開発・生産すること」を提案しました。
完成した頃に売れたのですが日本の自動運転関係の認定試験は,かなり厳しいものでなかなか認可が降りませんでした。
超優秀な(日本人の)社員が担当に任命されて改善しながら3回ほど挑戦したら認可されて大量生産することになり,その後,自動運転システムを搭載する車種が増えて現在に至ります。
ある時,自動車メーカーが「日本製の物を使いたい」と考えて搭載したのですが認可されませんでした。
同様に3回ほど挑戦してやっと認可されたわけですがその頃には,外国の企業は,低価格化に成功してました。
つまり「日本企業は遅れた」のです。
但し,その黒幕もまた日本企業だったというわけです。
その2:プライドを取り戻せ!!
その昔「謎の企業」は,小さな新進気鋭の企業の一つで新しいアイデアを搭載した優れた製品を販売してましたが売行きは今一つでした。
ある時,耐用年数を明記して信頼を得る案が提案されました。
その当時,顧客側は「知らないメーカーの製品は,すぐに壊れるかもしれない」という不安がありましたが実際の耐用年数は,有名メーカーの製品と同じ程度だったので耐用年数を明記して信頼を得ようとしたわけです。
但し,手違いがあって5年保証を明記していた製品が実際には,4年半~5年半の物が出荷され,保証期間内(4年半程度)で壊れる製品が続発して「謎の企業」の信頼は失墜しました。
同じ頃,外国企業(その1の外国企業)の件があったので「それをそのまま国内の自社工場でやってみよう!」という案が提案され,実施されました。
「謎の企業」は,徐々に信頼を回復していって後に医療機器を手掛けることになります。
通常,医療機器は,マーチのトップクラスの人が指揮しても認可されるまでに3~4回かかりますが「謎の企業」は,1回で認可されて病院関係者にも知られるようになりましたとさ。
その3:中国の生産工場が進んでいる理由
中国は,日本で設計されたトラックを生産してもらってます。
「謎の企業」が安くて丈夫なトラックを開発したのですが輸出するだけの人手を確保できない状態でした。
中国は,大手企業に撤収されてしまって仕事が減り(中国の)失業率が高くなっていたので中国に生産を依頼することにしました。
進んだ設計をみて「(中国側は)設計は,日本にやってもらおう」と考えたらしいです。
日本側も「日本で設計して賃金の安い外国で生産する」という構想があり,中国側の考えは,日本の構想(謎の企業の構想)と合致したので気合を入れて生産技術を教えることにしました。
ある時,ある日本企業が「謎の企業の生産技術が進んでいる」という情報を入手したので「工場見学したい」と申し出たのですがある理由から「同じレベルの中国工場」の見学を薦めました。
中国工場を見学した日本企業の社員は,それらの経緯を知らないでいきなり中国の凄い生産工場を見学したので「中国は,凄い進んでいる」という強烈な印象を持つことになり,それらの人がネットに投稿して「中国が進んでいて日本が遅れた」という認識になりました。
その4:更に展開していって...
更に中国の生産工場の経緯を知らない人が「進んでいる」と聞いて慌てて「進学率の違いではないか?」とボケました。
中国の大学進学率は,日本より高くてかなり勉強するので「それが要因だ!」と考えたようです。
進学率の問題なら中国側が独自に同じレベルの生産工場をつくれるはずですが実際には,日本の企業に教えてもらっただけでした。
その工場を考案した日本人も「日本の進学率が高くなってからの人ではなく,進学率が低かった時代の人」だったようです。
また「日本が勢いがあった頃」の日本の進学率は,約30%で勢いが弱くなった現代より進学率はかなり低かったので進学率の問題とは考えられません。
* そもそも遅れているわけではありません。
尚,進学率が上がっても中~下の人がイケてるアイデアを提案して文明的なものを進めたという話は,一切,聞いたことがありません。進めるのは,いつでも上の人です。
アイデアが出ることがありますがそれは,製品を使ってみた感想からによるものです。また,反面教師に使えますがその場合も進学しない方が使えます。
以前は,マーチ中の設計で売れたのですが現在の傾向としては,マーチ上でないと看板商品にならないという傾向があります。文明が次第に高度化していると言えます。その現代で下の方に勉強させてもまず,高度な内容を理解しないし,低級な内容からの延長戦や応用などは,やりつくされていて現代社会では,通用しません。それらは,酔っ払いが駅のホームで吐いたゲロ程度の価値しかないことになります。
また,大学進学は,少子化を悪化させています。大学費用が60万円×4年ほどかかるので経済的に多くの子供をもうけることが不可能な状態になってます。前述した内容を理解してない人が政府上層部に大勢,いるので上手く対策が進んでいません。
75%~80%の人が結婚してその中の20~25%が何かの病気で子供をつくれません。それからすると一組の夫婦が4人の子供をもうけないと人口を維持できないことになります。
その5:小型化に成功した話
ある時「謎の企業」は,MP3プレイヤーを発売しました。
韓国でも同じ製品を発売したのですが日本の製品の方が小型でした。
「謎の企業」は,半導体の小型化にも成功していたわけです。
その後「謎の企業」の半導体部門の人は,他メーカーにも教えたのでそれらのメーカーもある程度,進んだらしいです。
その6:レトロが流行っている件
ある時「謎の企業」の社長は,家電に参入することにしました。
知り合いの主婦に「どんな家電がいいか?」と聞いたところ「長持ちする製品。最近の物は,長持ちしない」という答えが返ってきました。
原因は,半導体でした。
最近の製品は,半導体を使ってますが半導体は,あまり長持ちしないのでマイコン制御の製品も10年ほどで壊れてました。
そこで「マイコン制御有りの製品」と「マイコン制御無しのレトロ製品」を発売しました。
耐用年数は,有りが約10年で無しが約30年でした。
あまり販売価格は,変わらないので「無しのレトロ製品」は,ランニングコストが1/3になり,それが評判になって売れまくりました。
因みにどちらもある状況で「レトロ」が売れたのでユーザーが選んだことになります。
このことは「韓国でも同じはず」と考え,韓国では「レトロ」のみを発売したところ,主婦には,評判でしたが男性には「日本は遅れている」と馬鹿にされました。
これを聞いた日本人男性は「レトロは,日本の恥なので止めた方がいい」という意見の人も多かったようです。
これは,家計を預かる人と分かってない人の差だと思います。
また,韓国には,サムソン電子があってマイコン搭載の最新式の製品も発売されているので日本が遅れているわけではなく,これもまた「賢いユーザーが選んだ」ということになるでしょう。
その7:フランスでタブレット授業が始まった件
ある時,フランスで「タブレットを使ったIT授業」が提案されました。
それを聞いた日本政府上層部は「日本が遅れた」と思って慌てたらしいですが日本側は,それ以前に提案していて「学力が上がる効果が確認されてない」という理由で廃案になってました。
フランス政府は「謎の企業」にタブレットを注文してきましたが当時は,240Hzの回路しかなかったので「4時間しか使えない」と説明しました。
また,宿題もテレビもゲームも不可になることも説明しましたがフランス政府の担当者は,ほとんど話を理解できなかったらしく,他メーカーの30Hzの製品を購入することにしたらしいです。
* これは,やっと育ってきたゲームなどの産業を捨てることになります。
そしてフランス政府の担当者は,日本に向かって「日本は,遅れている」と発言しました。
「謎の企業」の担当者は「子供達の目が悪くなって結局,止めることになる」と予想しました。
結果,予想通りに止めたらしいです。
その後,360~480Hzのタブレットが開発されて「使える状態」になったので日本で採用されることになりました。
しかし,タブレットの価格が安くないと学費が高くなってしまって少子化を進める結果になります。
安くするとメーカーが利益にならないで負担になります。
「学力が上がる効果が確認されてない」というならメリットがないので止めた方がいいかもしれませんね。
その8:欧州で電気自動車のみ許可する案
欧州で温暖化が問題になり,エンジンの自動車を禁止して全て電気自働車にする案が提案されました。
日本でも「欧州は,進んでいる」と話題になりましたがある自動車関係者は,冷静に「電気が不足する」と発言しました。
つまり,将来的に止めることが予想されるわけです。
その後,予想が当たって原子力発電所をかなり増設してから出直すことになりました。
日本の場合は「核融合発電」が開発されているのでそれを投入すれば電気不足の問題が解決されます。
日本の方が現実的ですね。
その9:安価な自働車の発売
「謎の企業」は,日本国内で安い自働車の発売を計画しました。現代は,貯金が全く無い人もいるので安い自働車の販売の必要性を感じたらしいです。既に販売していたトラックの技術を応用しました。
トヨタは「それじゃ儲からない」として逆に高い自働車を発売しました。本当は,安くできるのですが価格を吊り上げたわけです。ホンダは,発売したらしいのですが手を抜いたらしく,大手メーカーは,何処も本気で考えませんでした。
「謎の企業」は,交友関係をフルに使ってアジア周辺に売り込みました。中国は「日本は人手不足」と考えて現代自動車で同型車を生産してくれました。価格が安いのでタクシーや公用車として紹介したのでアジア周辺で同じ型の自動車がタクシーとして走っているわけです。日本でもタクシーとしてある程度,売ってますがアジアで良く見かけるので「韓国製」や「中国製」と勘違いしている人が多いです。中国で生産して「現代自動車」のロゴを付けてますが設計は,バリバリの日本国で生産ラインも日本と同じレベルにしてもらってます。
アジア周辺では,中国製のトラック(これも日本の設計)が有名なので「現代自動車」の評価も高いようですが中国側は「日本の設計です」と明言して誤解を解いてました。
結局,この自働車メーカーは,5年で2~3兆円の利益を稼ぎ出しました。その他,中国側に「軽トラックもある」と提案したら「それは日本で」と言われたらしいです。これも売れそう怖いです。
また,自動車メーカーの上層部の人が「電動スクーター」も制作・販売しました。「電動バイク」は,既にありましたが外観がイケてるモデルは,ないのでこれも将来性があると思われます。
その10:中国とアメリカには追い付けない件
「謎の企業」は,中国とアメリカに「自動運転車」を販売する計画を立てました。まず,エース級の人(日本人技術者)を雇って次世代自動運転車を創造してもらいました。基礎部分は,日本国内でトラックや乗用車で既に発売しているものをそのまま流用しました。交通ルールが異なるので中国とアメリカでそれぞれテストして「自働タクシー」を発売しました。中国とアメリカには,もう追いつけないのです。
その11:スマホ決済が普及しているが...
日本には,05年頃から「お財布ケータイ」というシステムがありました。自動販売機でお茶を買ったり,駅の改札を通れたりするシステムです。最近の「スマホ決済」がこれを真似したかどうか?は分かりませんが日本人にとって目新しいシステムではありません。コンビニなどで普通に買い物が可能なので「お財布ケータイ」を拡張した感じになります。
外国で「スマホ決済」が普及していますが日本で05年頃から使っているシステムが外国では,現在,流行っていることになります。これについて日本の若者達は「外国は,進んでいる」と感じていますが『古いシステム』が流行っても進んでいることにはならないでしょう。
日本は,現金でも可能なので老眼でスマホの操作が苦手な人でも問題なく買い物ができます。外国は,それらの人のことを全く無視しているわけです。また,地震などの自然災害が多いので現金を使えないとスマホが使えなくなった時に何もできなくなります。運が悪いと1~2日何も食べられなくなることも考えられます。また,20キロぐらい歩いて帰ることになるかもしれません。現金を使えるとある程度,それらの被害を回避できる可能性があるというわけです。
日本から外国に行った場合は「イモトのWiFi」があるので同じスマホを使えてソフトを入れるだけでスマホ決済が使えますが他国から他国に行った場合は,その国で売っているスマホを購入して口座をつくる必要があるかもしれません。日本が「ペイペイのみ」だった場合もそうなります。現在は,両方使えるので昔ながらの両替をすればどの国から来ても不便さがありません。
というわけでした。
それでは。