日々の出来事の記事一覧

ごみ1
我が家では小規模な家庭菜園をやっていることもあって、生ごみを利用して肥料を作っている。生ごみたい肥の方法には、段ボール式・電動式・コンポスト式・密閉容器式などがあるが、うちではバケツを使った密閉式で行っている。EMバケツなどと呼ばれている。EMとは、Effective Microorganisms(有用微生物群)と難しい言葉だが、要は微生物を利用して発酵させ、肥料を作ろうということ。
ごみ2
現在は使ってしまっているので画像は拝借したが、中は2層構造になっている。底の方には穴の開いた仕切りがあり、この下に廃液だけが溜まるようになっている。しかしこのままごみを入れると、細かいものが穴を埋めてしまう可能性があるので、新聞紙を敷いておくと良い。新聞紙は後に、そのままゴミと一緒に埋めることが出来る。少量なら肥料化できるのだ(`・c_,・´)
ごみ3
すでに半量程度溜まっているが、生ごみが溜まってきたらその都度追加していく。この状態はすでに発酵しているが、かなりの臭いがする。生ゴミといっても肉はほぼ出ないし、動物性といえば魚の骨と卵の殻くらい。あとは、殆ど野菜くずや果物の皮などの植物性だ。しかし梅雨に入ったので、これからはカビたものや腐ったものも入れることになりそうだ。ほぼ何でも入るが、鶏ガラなどの固いものや、無機物(ラップとかホイルなど)はダメである(・c_,・ ;)
ごみ4
今日の分をドチャッと放り込む。
ごみ5
スコップで細かく砕いておく。その方が良く入るし、発酵も早いのだ。無論、事前にキッチンバサミなどで細かくしておいても良い。
ごみ6
セットで使うものに、ボカシというオガクズのような発酵促進剤がある。
ごみ7
これを生ごみに混ぜ込むと発酵が早くなり、臭いもある程度抑えることが出来る。
ごみ8
よく混ぜたら、上からしっかり抑えておく。こうして微生物を全体に回りやすくする。あとはふたをして終わり。肥料として使いたい場合は、ここから1週間ほど待つと良い。
ごみ17
この密閉式法は嫌気性微生物を利用するので、出来るだけ空気に触れさせないのが理想。ビニールなどを直接敷いても良いが、それを毎回触るのも・・。ということで、うちではドリップコーヒーの残りかすがたくさん出るので、それを振りかけて中蓋代わりにしている。消臭効果もあるし、一石二鳥(*´c_,`*)
ごみ9
少量ならプランターに使っても良いし、大量なら畑に穴を掘って埋める。その際臭いがそれなりにするので、ある程度土と混ぜあわせてから最後に土をかぶせてふたをする。
ごみ10
これで臭いももうしない。あとは好きな花や野菜の種とか苗を植えよう。少し前に書いたキウイや昔書いたゴーヤなども、この肥料で育てている。良く育つぞ(*´c_,`*)
ごみ11
生ごみをためていくと発酵の過程で、発酵液と呼ばれる廃液が溜まる。バケツの下にコックがついていて、これをひねると廃液を取り出すことが出来る。この作業は定期的に行わないと、ゴミが廃液に浸かってしまってあまりよろしくない(´・c_,・`)
ごみ12
何日か放置していたので、受け皿の2杯分くらい出てきた。ちなみに、この廃液もすごい臭いなので取り扱い注意。もし触ろうものなら、ちょっと洗ったくらいでは臭いが落ちないほどだ(;-,_っ-)
ごみ13
速やかに、ペットボトルなどに移し替える。さて、廃液といってもこれを捨てるなんてとんでもない!立派な天然の液体肥料なのだ。市販で売っている液肥も、似たような色だろう。欠点は、強烈な臭いがすること。育てたい植物に使うなら、水でよく薄めてからにするか、少し周りを掘って埋めるように撒くと良いだろう。他の用途として、トイレのタンクに入れたり、便器の掃除に使ったりすると、驚くほど臭いがとれる。排水溝にも良さそう(ゝc_,・*)
ごみ14
今年は大根にも挑戦している。時なし大根という種だが、4月半ばあたりから種を植えて育てていた。しかし、ある程度まで育ったのは半分ほどで、他は虫に食い荒らされてしまった(;-,_っ-)
ごみ15
葉をめくってみると、芋虫のようなものが居るではないか。意外と可愛いので、どんな蝶になるのか調べてみた。しかし、カブラハバチという蜂の幼虫で、ナノクロムシ(菜の黒虫)と呼ばれているようだ。害虫の一種だが、成虫はハエのようでまったく可愛くない。しかし幼虫はちょっと可愛くみえたので、外して他へ移動させておいた(´・c_,・`)
ごみ16
つるなしインゲンの方は、ほぼ壊滅状態。こちらはダンゴムシやムカデにやられてしまった。石をひっくり返すとよくいる、あのダンゴムシが野菜に悪さをするとは夢にも思わなかった。夜から早朝にかけて葉や茎に張り付き、汁を吸いつくして枯らしてしまうのだ。これからは、殺虫剤くらいは使わないと厳しいかもしれない(;-,_っ-)
大根
追記。青虫に食べられて、葉がほとんどなくなった大根を一本抜いてみた。ハサミは大きさの比較のために置いたが、それにしても小っさ・・。葉がないので、これ以上成長しようがない。大根の香りはそれなりにするけども、これでは失敗。この経験を次に生かそう(`・c_,・´)

さて、次回からはそろそろダイの続きを書きますか(`・c_,・´)