こんにちは明石市大久保町のピアノ・リトミック【ピッコリ―ノ・コモド】です
おんがくのたね通信をお読みいただき、ありがとうございます。
この通信では、リトミックやピアノのレッスンを通して感じたこと、
子どもたちの小さな変化や、おうちでの関わりに役立つヒントを
お届けしていきます。
今日は、「音楽との出会い」についてのお話です。
うちの娘は、小さい頃
食洗機の洗う音にピタッと反応していました。
シャー…チャッ、チャッ、チャッ。
一定のリズムと音の高さに合わせて、
じっと耳をすませたり、身体をゆらしたり。
誰かに教わったわけでもないのに、
音を感じる力が育っているんだな、と気づかされました。
ここで、ちょっとしたポイント。
絶対音感のある子の中には、
こういったシャワシャワした音にさえ
音程を感じて表現しようとする子もいます。
たとえば、
「今の音、ラの音っぽいね」
そんなふうに、自分の感じた音を高さで伝えてくれたりもします。
音楽って、ピアノの前だけにあるものじゃない。
たとえば――
・お風呂で歌う鼻歌
・洗濯機がまわる音
・フライパンがカンと鳴る音
・絵本をリズムで読む時間
そんな日常の中の音が
子どもたちの中で音楽の芽になっていきます。
音楽は、教え込むものではなくて
親子で楽しんだ時間の中に、自然としみこんでいくもの。
子どもが音楽を好きになる土台は
小さな頃に過ごした空気の中に、すでに育ち始めています。
ピアノがなくても、もう音楽は始まっている。
だからこそ、リトミックや、
おうちの中でのちょっとした音との関わりが大切なんです。
うまく教えようとしなくていい。
お母さんやお父さんが音を楽しんでいる姿、
そのぬくもりが、いちばんの音楽教材になります。
