冷たい雨が止み 今年は閏六月(旧暦の立夏の月が2ヵ月)夏が一月長く、その分 秋が短く 直ぐ冬が訪れます。
梅雨〜秋は 日光男体山はガスってよく見えません。男体山🗻が見えると愈々 冬の到来。
10月 今年は不作だったコスモス畑が 漸く満開に
白いコスモスが咲くのが一番遅かったです。
遅い秋雨で急に気温が下がって来ましたが、のどかな秋…は、、
ベートーヴェンの 田園が聴きたくなりました。
DENON 及び ドイツ シャルプラッテン共同企画
ベートーヴェン 交響曲第6番 田園 第一楽章
指揮、オットマール スウィートナー
ベルリン シュターツカペレ交響楽団
(昔 シュターツカペレ ベルリン…と言ってた様な⁉︎)
録音会場は ベルリンの イエス キリスト教会…60年代初のカラヤン & ベルリンフィルの名録音(ドイツ グラモフォン盤)を産んだ場所です。
演奏の違い オケの違い 20年の月日による録音機材の変化 進化…好きなテーマで聴き比べてみるのも一興かと…。
PCM digital recording 1970年代後半〜80年代初に発売されたLP盤
(今は同音源の全集CDが 4,000円台で変えます! 新米5kg よりも 安い‼︎)
とかく ムラが多いと日本では評判(N響での指揮)の O.スウィートナーの指揮によるベートーヴェンの 田園です!
手兵 ベルリン シュターツカペレとの共演
継子扱いされた(今の前のレコード再ブームの時でも)PCM digitalレコード盤の音は素晴らしいと感じます。
一聴⁈ NHK交響楽団⁇ とも思える響きをも有する (N響より 柔らかな表現が秀逸 …精緻なアンサンブルはN響(80年代〜90年頃の((の方が上⁉︎ かも とも思える瞬間も有りますが…。)
ベルリン シュターツカペレの演奏ですが、リズム躍動感(ビート) は本場もの‼︎ やはりお国柄か‼︎
アメリカナイズされつつある、西側とは一線を期した伝統に裏づけされた(ドレスデンと同じく伝統の響きが守られて来ていた⁈) 渋さ 重厚さだけでは無い、柔らかく澄んだ響きが記録されています。
懐かしいレーベルと通常は120g程の盤が170gの重量級(当時3200円は高価) 1980年録音
当時普通LP盤なら2500〜2800円位でした。
(第七番の方は再販で2800円でしたが普通の盤になっていましたので…実質は値上げ⁉︎)
デンマークB&K社(音響測定器用マイク等のメーカー)が新開発した無指向性でフラットな特性…直接音も間接(ホール)音もセットが良ければ同等に録音できるという)マイクロフォンを使用して、PCMデジタル録音はダイナミックレンジは約100dB(1972年の初期の13ビットが16ビットに)拡大
ビデオテープ(βマックス,SONY)にミキサーを介して各4chで記録をし、(第九はソリスト及び合唱団が居るので補助マイク多数となる)現地で確認の後、日本にて2トラック2chにトラックダウンしてレコード化した…との解説。
初期13bitで4トラックにマイクロフォン4本でのレコーディングには ベートーヴェンのピアノトリオの 大公 ドボルザークのデュムキーの録音等がありました。
田園 第五楽章 〜終結部
O.スウィートナー指揮 ベルリン シュターツカペレ
10cm2wayでこの音、この響きが出せるなら、及第点というか 満足です! オケ40人編成の協奏曲迄かなぁ…と思っていましたので…、1970年代の国産恐るべし…。(かつての有名なオーディオ評論家で10cmフルレンジを愛用した方の記述ではスピーカーの分割振動が一番少ないのが10cmだそうです。)
再生装置です。
埼玉Micro製の ダイレクトドライブプレーヤー カートリッジはAudioTechnica VM-10G(TrioへOEMのみの楕円針仕様)
アンプ McIntosh MAC1900 共に1970年代半のもの
このスピーカーで聴くフルオケ!10cm2way
Victor製の10cmEG40005 1974年〜発売
当時確か片ch(1本)17,000円程だったかと…、
コーン紙に日本の和紙が使われています。(分割振動が起きにくいらしい…。) アルミダイギャストボディー製でガチっと本体に接着されていて、先に布製ドーム型ツィーターが経年劣化で裂けてダメになり(結構 無理矢理 このユニットは外した感じです) 暫くは適当に手作りした木製ケースでフルレンジとして鳴らして(特にVictor(RCA)が昔から得意とした女声ボーカルをサブとしてCDMDFMレシーバーに繋げて聴いていたり…)このスピーカーがMcInのメインになるとは昨年までは思ってもいなかっです。国産の手漉き和紙で作ったコーン紙のスピーカーです。
ベートーヴェンですから80人では無く60人編成のオーケストラでしょうか? 弦の強奏時は第一ヴァイオリンの音がギリギリ(悲鳴を上げずに)耐えたかなぁ…という部分も他の(嵐の)楽章では有りましたが、
VICTOR(RCA)が伝統的に⁉︎得意とする女性ヴォーカルの響きの艶やかさは オケに置いては木管楽器の輝きにも繋がります。普段は隠れて気味なファゴット(+チェロの重奏旋律等 ホールでも聴き逃してしまいそうなところにスポットライトが当たり、クラリネットの深い響き 少し細身だが真のあるオーボエ(ピッコロも) 輝かしさよりも広がりと柔らかさの在るフルートの響き、深く後ろに響くホルン等…。耐入力50w は過大表示⁉︎とも思えますが、10cmとは思えない(既に50歳!)フルレンジスピーカー(はアッテネーター無しで、フィルムコンデンサー1個+YAMAHA製の樹脂コーティングされた19mmのドームツィーターを並列で繋げています…あくまでもフルレンジの高音域を補足するという程度で)
田園は曲の7割程が p mp トゥッティ(全奏)の強奏部分は少なめ(効果的に使っていると言う面では第五番超えの秀作!) ソロ、アンサンブル、セクション(ソリ)等…ベートーヴェンのオーケストラ術の素晴らしさ…後の第7番、そして第九に繋がるオーケストレーションが 其処彼処に感じられます。
+BOSEウルトラベースシステム
流石に10cm2wayでフルオケの重低音再生は難しいですから…、2個 左右ch用のスピーカーが中に有り、1つのバスレフダクトを通してモノラル化されて開口部から音を出しますが、右chのみの入力として、左ch用のスピーカーはパッシブラジエーター(ドロンコーン)の役割でコーン紙の後側から逆位相の音を出します(上向き配置でスピーカーは下向きになっていますので、一度跳ね返ってからバスレフダクトから上がってくるので同じく逆位相で出ますから、音量の増強となります)
右chのみ入力の理由はオーケストラではチェロ、コントラバスはステージの右側に位置する事、(左ch側の低音はマイクが跳ね返った音を拾いやすい) 左右chの入力するとBOSEが いかにもボーズ…このサイズから凄いでしょう‼︎ …的な響きを出してしまうので、あくまでも さりげなく重低音を補強させる為、上向き配置も いかにもBOSEを避けるために…。(メーカー説明書には 何処に置いても対応できる…と有りましたが まさか逆さに置かれるとは思ってもみなかった⁉︎)
過去ログから…、
交響曲第七番 スウィートナー & カラヤン
交響曲第九番 & 第二番 スウィートナー












