日曜日、素晴らしい雰囲気の中、コンサートが終わりました。
良く調律された素晴らしいピアノに、美しいホールの音響。指揮者の福永先生と楽団の皆さま。
この様なありがたい環境でシューマンのコンチェルトを弾けた事、未だに思い出すと胸が熱くなります。
当日はしとしと雨でしたが、これから櫻の季節が来るたびに想い出す事が一つ増えたな、と思ったりしています。
舞台に立ったときの、会場が温かい空気感で包まれていたこと、遠くに美しいシャンデリアが見えたことが昨日の事のようです。
舞台に向かう前に、指揮者の福永先生が笑顔で「楽しくね!トイトイトイ!」と後押ししてくださり、心強かったです。
色々やらかしたと思いますが、弱気になることなく、良い緊張と集中で弾き切る事ができたと思います。
いずみホールのシャンデリアを眺めて、不思議にも、いつもの様に自分で緊張を煽る事なく、
「こんな素敵なところで演奏出来るんだな、オーケストラと」と思えました。
また、オレンジのライトが当たる鍵盤をみて毎回緊張してしまう、パブロフの犬みたいな事はやめようと、予めイメトレや瞑想をしていた事が良かったのかなとも思いました。
これもずっとそばで支えてくれた旦那さんとやってきた事の成果かなと思ったり。
そして最後の日までメッセージをくださった師匠。
そしてやはり、皆さんの温かい思いでしょうか。
皆さんソリストさん達が好演を繰り広げるのをきき、そうだよな〜音楽だもんねー。
と。皆さんそれぞれの音で表現されて素晴らしかったので……
そんな波に私ものれたかな…
最後の音を弾いた後のあの感じ…。
皆さまの笑顔が嬉しかったです。
そして、本当に本番までご心配をおかけした周りの方々全員の顔が次々と浮かんできたり……
ゲネプロにも心配して純子先生が来てくださった事や、練習にたくさん付き合ってくれて、30日までお家にきてくれた友人のこと、応援してくれた知人に友人に……トミーズでご縁をいただいた方々…
ウィンド・カンパニーの皆様…
河村の親戚も来てくださったり……。
そして家族。
コロナで終演後のロビー挨拶は出来ませんでしたが、それを見越して旦那さんが代わりに挨拶をしてくれていました。
ありがたいお言葉の数々、嬉しかったです。
楽屋では我が子と友人子供ちゃんが笑顔で待っており♡
師匠が来てくださったら、つい涙が込み上げてきました。
指で繋がる原点に戻り、本番はいつもよりすごくゆっくりと聴こえて音が見えました。そばで支えてくださったコンマスの息づかいも聴こえて、それぞれの音が本番は聴こえておりました。
皆が一つの方向に進む体験が出来たことは忘れられないものとなりました。
生でしか味わえない空気感……
舞台袖に戻ってきたとき、福永先生の声が裏返っておられて、
「ほんと、よかったね!」
と仰っていたことがこれまでの事を物語っていたなと思いました(^^)
随分とご心配をおかけしちゃったので。
コンチェルトというよりシューマンの交響曲みたいな感じでピアノとオケが進んでいったねと嬉しいお言葉をいただきました。
この言葉を旦那さんに報告したら、喋りながらつい二人で涙ぐんでしまいました。
とにかく感謝に尽きます。
そしてシューマンのコンチェルトが素晴らしい曲だから…。
本当に本当にありがとうございました。
写真は師匠が撮ってくださったゲネプロの様子。
お花がいっぱい!お菓子もいっぱい!
これはまた後日、載せます〜〜!!!
ひとまずコンサート記録……。