小惑星アポフィス衝突の可能性(9/26) | sakoのブログ

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「破壊神」小惑星アポフィスが地球に衝突する可能性が高まる、未知の小惑星の衝突による軌道の変化で



2029年4月13日の金曜日、直径約335メートルの小惑星のアポフィスが地球に再接近し、肉眼でも見えるほどの距離をかすめます。NASAはこれまで、「今後100年間はアポフィスが地球に衝突することはない」としていましたが、アポフィスが別の天体と衝突して軌道を変えることで地球に衝突する可能性があることが、新しい研究で示されました。


小惑星アポフィスは、エジプト神話に登場する混沌(こんとん)の化身である蛇神アペプ(アポピス)にちなんで名付けられた地球近傍小惑星です。2004年に発見されるや否や、アポフィスは地球に衝突して大きな被害を与える危険が高い潜在的に危険な小惑星(PHA)のリストのトップに躍り出て、それ以来およそ20年間にわたって欧州宇宙機関(ESA)の「衝突リスクリスト」とNASAの「セントリー・リスク表」の最上位に君臨し続けました。


その後、2021年3月に地球に接近した際の軌道から、NASAが「アポフィスは少なくとも今後100年間は地球に衝突しない」と予測したことで、アポフィスは衝突が危ぶまれる小惑星のリストから外されることになります。



しかし、アポフィスのような大型の小惑星は、より小型の小惑星との衝突によって進路が変わることがあり、研究者らは以前から2029年までにアポフィスがそのようなシナリオで地球との衝突コースに突入する危険性も否定できないと警告してきました。


カナダ・ウェスタンオンタリオ大学の天文学者であるポール・ウィーガート氏は2024年3月に発表した論文で、太陽系にある既知の小惑星130万個すべての軌道を正確に計算し、これまでに発見されている小惑星とアポフィスが衝突して地球に向かう可能性は事実上ゼロと結論づけました。


しかし、8月に発表した新しい研究で、ウィーガート氏が未知の小惑星とアポフィスの衝突シナリオをシミュレーションしたところ、未発見の天体がアポフィスの軌道を変えて地球への衝突コースに突入させる可能性はゼロとは言い切れないことが判明しました。



シミュレーション結果によると、未知の小惑星が2029年までにアポフィスに衝突する可能性は100万分の1未満で、そのような衝突が「2029年のミス距離に対して有意に変動する可能性」、つまりこれまで予想されてきた地球への最接近時における地球との距離が大きく変わる可能性は10億分の1未満だったとのことです。


なお、この場合の可能性は「軌道が変わる可能性」であり、地球に近づくか遠ざかるかは特定されていないため、実際の衝突リスクはさらに少なくなります。


アポフィスが地球に衝突した場合のエネルギーはTNT火薬1000メガトン分以上と推定されており、核兵器数十発〜数百発に相当する威力で地上に甚大な被害が出るとみられているため、この確率の低さは人類にとっては幸いです。


とはいえ、アポフィスがこれまでの予測コースから外れていないかどうかを人類が知るには、2027年になるまで待たなければなりません。なぜなら、アポフィスは太陽に大変近い軌道を取っているため、かなり近づかないと観測できないからです。これは、2027年にアポフィスが地球への衝突コースに入っていることに気づいてから、2029年の接近時までに小惑星に宇宙機をぶつけて軌道を変える「DART」のようなミッションを実施するまでの猶予がほとんどないことを意味しています。


NASAの「小惑星に宇宙船をぶつけて軌道をずらす実験」で想定以上に小惑星の軌道が変わったことが判明 -GIGAZINE



ウィーガート氏は「DARTのようなミッションはアポフィスを安全な軌道に戻すのに役立つかもしれませんが、それがどのように機能するかや、本当にうまくいくのかはまだ解明されていません。他にどんな軌道修正方法が有効かというのも難しいことですが、科学者はそうした選択肢について懸命に検討を重ねています」と語りました。


https://news.livedoor.com/article/detail/27199621/


宇宙を観測して予測して…

途方もない事ですね煽り