知っておきたい繊維の知識~素材編6 | ボビンちゃんのブログ~脇本商事のスタッフブログ

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こんにちは!

『知っておきたい繊維の知識(素材編)』(ダイゼン㈱)より
ご紹介していきたいと思います。

【綿の発展】より


綿はインダス文明で発達し、やがて各地で栽培されるように
なりました。
アメリカ大陸では、ヨーロッパ人がはじめて上陸したとき、
綿はすでに栽培されていましたがそのルーツは不明だそうです。

綿のわた状の繊維を生じるのは、在来2品種とアメリカ産2品種
のみで、アメリカ産の品種(新大陸綿)は、従来の品種(旧大陸
綿)に比べて繊維が長く品質が優れ、このため新大陸綿は世界
各地に普及し、現在栽培されているほとんどが新大陸綿です。

綿は農産物なので気候風土や作柄に影響され、品種に差が生じ
日本では紡績するときに数種類の綿を混合することによって
糸の品質を安定化することが一般的でした。

綿は人口交配などの努力と栽培や収穫に多くの労働力を必要とし
灌漑や肥料など栽培方法の改良や機械力の導入によって生産量が
維持されています。

しかし最近では無農薬栽培、有機栽培による無公害製品や
手摘みによる品位向上など種々の対策が講じられてきています。


それではまた次回に続きます~♪