さて、本日はいよいよメテオラの修道院を巡ってみようと思います。

 

ちなみにメテオラについてご存じない方のためにご説明を申し上げますと、

6千万年前に海底に堆積した砂岩が侵食されて隆起し、現在のような奇岩群を形成したこの地には

9世紀ごろから俗世との関わりを絶ち、祈りと瞑想に生きるキリスト教修道士たちが

この環境を理想とし、洞穴や岩の裂け目に住み着き始め、

現在なお、6つの修道院が活動中なのです。

一体こんなところにどうやって建てたのか、というような絶壁の上に立つ修道院は、

自然と文化両方で世界遺産となっております。


まぁ、そんなWikipedia調べのうんちくはこれくらいにして、とっとと参りましょう。

 




本日もいい天気、暑くなりそうです。

 




昨日と同じ山道を登ります。

朝9時前からすでに汗だくですがやはり気持ちいい。





 

山道を登りきったところでまず最初の修道院アギア・トリアダがお出迎え。




 

よくまぁこんなところに作ったものです。

なお頭上にはくれぐれもお気を付けください。

岩ですので、当然ぶつけると非常に痛いです。

2回ほどぶつけたわたくしが言うのですから間違いはありません。



 

このアギア・トリアダ自体は非常に小さな修道院でして、

訪れる人もまばらで非常に静かでなかなか良かったです。

 




こちらは荷物を下から吊り上げる機械ですね。

このようなものが各修道院にございました。

 




上からの眺め。

カランバカの街が一望できます。



 

こちら、修道院そばにある車道から伸びる運搬用のロープウェイ的なもの。

頑張れば人も乗れそうです。

わたくしは遠慮したいですが。

 




しかし気持ちのいい天気です。





大抵の人はバスツアーなどでまわるため、歩いているのはほんのわずか。

 




ましてや行きも帰りもすべて歩きでまわっている物好きはわたくしぐらいと思われます。

 





こちら、最大の修道院、メガロ・メテオロン。

強そうな名前ですね。

 

メガロ・メテオロン

 

ほら、強そうでしょう?

 

そしてこちらは内部の展示物が秀逸でした。




 

こちら、当時のキッチン。

ジブリの世界が広がっております。

 




ワイン樽や

 





農耕具。

 

ちなみにこの辺りは土地柄、やはりオリーブやブドウの栽培が盛んなようで、

土産物にもワインやオリーブオイルがありました。

中でもオリーブオイルにはオリーブの葉が入ったとても可愛らしいものがあり、

ぜひお土産にと思ったのですが、瓶なのでバッグの中で割れると悲惨なうえに、

この先通る中国・パキスタン国境において食料品の類は

漏れなく没収されると聞いておりましたのであえなく諦めました。

 


つづく