今日は徹底的にくじ運の悪さを見せるオリックス・バファローズのドラフトについて。

 

オリックスブルーウェーブと大阪近鉄バファローズが合併し、オリックス・バファローズがクジを当て交渉権を獲得したのは、2017年西武と競合した田嶋のみです。

 

1度外れると、再度の1位指名でまたどこかと被るというようなパターンもありますが大体外れ1位で被ってもクジを外し、最後まで残るパターンです。

 

ちなみに田嶋の前にクジを当てたのは、1998年まで遡ります。オリックスブルーウェーブが新垣渚を指名しダイエーと競合の末、クジで交渉権を獲得しましたが入団拒否された上、担当スカウトが自殺するという事件にまで発展しました。

 

あまりにもくじ運が悪いため、一時期は競合を避けて2014年山﨑福也、2015年吉田正尚、2016年山岡泰輔と一本釣りを狙いにいっておりましたが、2017年に田嶋で当たったことで調子に乗ってしまい、2018年~3年連続クジに挑戦しますが見事木っ端みじんに散っております。

 

もしもドラフトのくじをすべて当たりを引いてたらどうなっていたか考えてみました。

 

▼2018年

 

2018年のドラフト指名は、以下。

1位 太田椋 高校生 内野手
2位 頓宮裕真 大学生 捕手
3位 荒西祐大 社会人 投手
4位 富山凌雅 社会人 投手
5位 宜保翔 高校生 内野手
6位 左沢優 社会人 投手
7位 中川圭太 大学生 内野手

 

2位の頓宮は大学全日本の4番打者。昨シーズン首位打者で力を如何なく発揮してくれました。

7位まで残り指名した中川圭太がその後主力に成長。

 

実はドラフト指名は6名の予定で、予定どおり6名で終えるつもりだったところで牧田スカウト部長がドラフト会議のテーブル上で「1人どうしても気になる選手が残っている。選手の枠をどうにか1つ空けてくれないか」と球団社長に直談判し急転直下中川を指名しています。牧田さんは7位指名まで他が取らないかヒヤヒヤだったらしいです。

 

中川圭太は開幕二軍スタートも、当時の中嶋聡二軍監督が「実戦映えする選手。どんどん使った方がいい」と評価しておりました。4月中に一軍に昇格し史上初の新人交流戦首位打者。当時打線は貧打でしたので助かった存在でした。

 

2018年は3球団競合となった、現広島の小園海斗を指名。

 

この年は安達が難病患ってしまったことで内野手の整備が急務と考えたのでしょう。5位、7位でも内野手の宜保翔、中川圭太を指名ました。

 

小園がもしオリックスに入団したら以下のようになっていたと考えます。

・内野手不足だったため、広島と同じように早くから出場機会はもらえていた。

・同じ高卒ショートの紅林が次の年に入団しなかった可能性が高い

・小園が取れたことで、中川圭太がプロ入りできなかったかも(太田と宜保がどうなるか次第だが、他の順位でこの2人が取れたのであれば、内野手3名も取っているので中川圭太は取っていないと考える)

 

この年外れドラフト1位で入団した太田椋。少年時代からオリックスファンで、ラロッカ(2007~2010)のサインを持ってるそうです。

 

 

次回2019年ドラフトに続く…。

※書くのはこのまま続けて書きますが、ストックということで公開はまた来週ですかね。