日本点字図書館に行ってきました! | KKおぜみのブログ

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埼玉県草加市にある、
獨協大学外国語学部
工藤和宏ゼミナールの
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こんにちは!またまた11期のおざきでございます。先週の金曜日に、工藤先生と私たち11期生8名で高田馬場にある日本点字図書館へ行ってまいりましたので報告のブログを書きます(^O^)
今回は館内の見学ツアー(要予約)に参加し、普通では入れない館内の裏側などをたくさん見学させていただきました。
まず、日本点字図書館についていただいたパンフレットとともに説明を受けました。

1940年に創立され、現在点字図書約2万1千タイトル、録音図書約1万3千タイトルを有し、日本で最大の点字図書館です。ただ点字図書の貸し出しを行うだけではなく、館内で点字図書、録音図書の製造も行っています。(パンフレットより)

続いて、実際に録音図書の製造を行っているスタジオを見学しました。小スタジオから大スタジオまであり、録音図書や音声カタログや雑誌の音声化なども行っているそうです。どのスタジオもしっかりと設備が整っており、大スタジオはまるで本物のラジオ局のようでした。(男子メンバーは興奮して写真をたくさん撮ってました)(※許可はいただきました)
その後に地下の書庫や、職員の方々が実際にその場で点字図書を作り出している生の現場も見させていただきました。私たちは普段点字に触れたりする機会が少ないので、館内の施設はどれもこれも新鮮で、驚くことがたくさんありました。
館内の施設はもちろんですが、ツアー中に案内を担当してくださった方のお話もとても興味深く、印象に残りました。そのなかでも特に、私が個人的に深く印象に残ったのがボランティアさんたちについてです。点訳、朗読など、そのほとんどがボランティアさんたちによって支えられつくりだされているそうです。
その他にも案内の方のお話のなかにボランティアさんの存在の大きさをすごく感じました。
そしてそのボランティアさんの存在の裏側に、日本での視覚障害をもつ方々にとっての読書というものはまだまだ、わたしたちが活字の本を読むような自由さには遠くあるのではないかという風に感じました。この日本点字図書館も民営で、国からの援助も近年減ってしまっている現状であるそうです。パンフレットの表紙を1枚めくると、理事長さんのこんな言葉があります。
「視覚障害者は、読書をしている時は何の不自由も感じません。それは、書物の世界が自由と明るさと癒しを与えてくれるからです」
私達が普段、本を読んで勉強したり漫画を読んでたのしんだりするように、活字図書だけでなく点字図書、録音図書も、日本中の町の図書館や本屋さんに置かれるようになってほしいと思いました。


私たちのイベントが、どれほど社会に影響を与えるのかまだまだ研究不足ですが、今回の学びを通して、改めてより良いものにせねば、、と背筋がのびました、、!