中小企業庁と中小企業基盤整備機構は10月3日から、2025大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」Southで「未来航路―20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅―」の出展を開始した。会場内では、自社の強みを活かして社会課題の解決に挑戦し、未来へ進んでいく中小企業を「未知の大海への航海に繰り出す挑戦者」に見立て、未来思考の製品、サービス、技術を5つのテーマ(伝統の継承と革新、精巧なモノづくり技術、最先端デジタルテクノロジー、自然の恵みを活かす発想、包摂的なアイデア)をゾーンに分けて紹介している。
10月3日には現地で開会式が執り行われ、山下隆一中小企業庁長官、宮川正中小企業基盤整備機構理事長ら関係者が出席。大阪・関西万博公式キャラクター、ミャクミャクも駆け付けた。全国中央会の森会長は開会式終了後、「今後の中小企業はどこに向かうのか」という記者からの質問に、「石油販売業者の間では2035年の新車販売の電動化が大きな節目であるように、2030年代も中小企業の間で様々なイノベーションが起こるだろう。展示を見てそう確信した」と語り、「中小企業は日本企業の99.7%を占める。我々がしっかり夢を持って、将来の日本を支えていく必要がある」と強調した。
なお、「未来航路―20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅―」の展示は10月7日まで。多くの人々に中小企業の挑戦を紹介する。