これは主に男性なのですが、性的な欲求を満たすために浮気をすることがあります。
脳科学的に示されているのは、オスは3年でメスに飽きるのだとか。
これは、自分の子孫を残そうというDNAに刻まれた欲求からすると、正しい対応です。
自分の種を残すための確実な方法は、なるべく多くのメスと性交することですから。
「人間は動物とは違う!」と、怒鳴りたい気持ちは理解します。
けれど、生物学的には間違いなく動物の一種に過ぎず、進化の過程で動物から脱却できたとは思えません。
したがって、オスが浮気性なのは、しょうがないのです。
だから女性の皆さん、あきらめてください。
と、これで終わったのでは救われないので、別の観点から話をしますね。
男に限らず、飽きることによって新たな刺激を求める気持ちは、人間なら誰でもあるでしょう。
私の場合、カレーライスが大好きなのですが、さすがに毎日だと、いつかは飽きるでしょう。
それと同じで、毎日同じパートナーと同じことをすれば、必ず飽きるのです。
ただし、だからと言って、必ず他の相手を探す必要性はありません。
たとえばもし、カレーのレトルトパックしかない無人島に漂着したら、飽きたからカレーを食べないとは言わないでしょう。
つまり、欲求は欲求として認めるものの、それを満たす必要性はないということです。
浮気をしたい欲求というものは消せないとしても、それを満たす必要性はありません。
それなのに、その欲望に負けてしまうのはどうしてでしょうか?
それは、依存心です。どうしてもそれが必要だという気持ちです。その度合いが強ければ強いほど、欲望に負けてしまうのです。
では、その依存心はどこから生じるのでしょうか?
それは、心の不安からなのです。
不安があるから依存心が生まれ、自分の意に反して(=欲望に負けて)浮気をしてしまう。
それはある意味で、自分の自由が制限されていることになります。
おわかりでしょうか?
だから不安を解消し、依存心をなくすことで自由を取り戻すことが、幸せにつながるのです。
本当の意味で愛したかったら、本当の愛情関係を結びたかったら、まず不安を解消することなのです。