楽器を長く続ける為の方法3選 | 河野一之のブログ

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楽器を長く続ける為の方法3選

昨日の記事にも関連する記事です。

多忙な時期にいかにして個人練習やリハーサル、本番に備えるか2選

 

継続は力なりとも言いますが、何かを続けると言うのも難しいことの一つです。

 

それは楽器も同じである人は楽器を違う種類に変えたり、そもそもやめてしまったりと根本から変えてしまう場合もあるようです。

 

楽しい思いばかりが続けばそれに越したことはないですが続けていくとそうではない時間も出てきます。そうした時に考え方の一つとして知っておくと良い「ヒント3選」です。

 

もくじ

  1. 長く細くやる

  2. 自分がやりたいことをやる(他人と比べない)

  3. 常に新しいモノや情報を取り入れる

 

1、長く細くやる

お仕事やご家庭、ご家族、人生を歩んでいると様々なステージでまるで節目かのように新しい事がおき、それによって多忙になったり心の余裕を失ったりします。

 

楽器の活動も頑張って続けますがなかなか思う通りにいかない

いっそ、やめた方がいいかなどいろいろな思いに飲み込まれていきます。

 

しかし、辞める前に一度考えましょう。

 

・楽器が嫌でやめるのか

・今やってる余裕がないから辞めるのか

 

恐らく後者です。なのでそう言う時は一旦置いておく、ドラクエで言えばセーブして一旦離れるです。

 

ドラクエだってずーーーーーーーーっとやってたら身体も痛くなるし、お金も稼げないしで社会の枠から離れていってしまいます。(今はゲーム実況者という仕事ができてきたので一部の人はそれで食べられますが)

 

だからセーブ機能が付いていたり、復活の呪文があることでまたいつでもあの日の思い出のまま続きができます。

 

楽器もそうです、離れている間筋肉的な衰えはあるでしょうが、離れている間に起きた様々な問題や人生体験というのはきっとその後の楽器演奏にも幅をもたらせます。

 

離れてみて初めて分かる楽器演奏の楽しさや尊さ、アンサンブルの素晴らしさというのも感じられるでしょう。更に戻ってきた時の感動はひとしおです。

 

長い人生、長い楽器歴の中、離れる時間があっても全く問題ありません。

まだまだ32歳の僕でさえ音大入学4ヶ月前に顎の骨を切る、に1ヶ月楽器演奏ができないという絶望はありましたがまぁなんとかやっています。

顎の骨を切除後、初めて音を出した時の感動はいうまでもありません。

 

さらに、楽器歴の中に

 

・あんな素晴らしい事をした!

・こんなすごい体験があった!

 

などという振り幅があったら楽しいでしょうが、あったらあったで

 

・何年前はあんな体験があったのに、最近はないな、もうダメなのかも

 

とも考えられます。

長く細くで良いのです。浮き沈みのあまりない人生、楽器歴こそが幸せの最たるものかもれません。

 

2、自分がやりたい事をやる(他人と比べない)

演奏活動をしていると、どうしても他の人の演奏を聴いたり活動を見たりします。

すると自分と比べたくなりますが

 

比較は必要ありません。

 

逆にあの人よりも自分はうまい!!!

などという比較も必要ありません。

 

福沢諭吉の「天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらず」という言葉通りどっちが上などありません。しかし、もちろん不平等というのは実際に存在します。

 

なのでこの後に続く「されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。」この言葉の通り学び、知っておくということが大切になってきます。

 

楽器を続けていく中で一人で外からの情報も一切入れず練習をしていくということはなかなかないのでどうしても色々なものと比較を行いながら演奏活動をしていきますが

 

自分の演奏は良くも悪くも自分にしかできない

良い部分は活かし、悪いというか改善できる部分は改善をしていきます。

 

そして誰とも比較する必要のない自分自身の唯一無二の演奏を続けていくのです。それを楽しんでくれる人は必ずいます。

 

だって納豆嫌いな人も多いけど、大好きな人もたくさんいるし、パクチーだってそう、最も素晴らしい奏者!というのがいたら音大に先生はその人一人で十分です。

 

でも一旦人と比べ始めると、

 

・〇〇さんはあのような演奏ができる、でも自分はできていないような気がする

←答えの出ない迷路へ

 

・〇〇さんよりも自分はうまい、こんなこともあんなこともできる

←成長が止まる

 

これらが起きます。

 

・〇〇さんのあそこが素晴らしい、真似してみよう!

←成長します

 

・〇〇さんのあそこが素晴らしい、でも自分はできない

←だからダメではありません。じゃあ自分には何ができるのかが大事です。

 

なので要約すると、人と比べてる暇があったら自分の魅力を磨きなさい

 

という意味です。魅力を増やすのは難しいですが、すでにある魅力を認知し発展させるのはそんなに難しくありません。自己肯定感を育て唯一無二の演奏を行いましょう。

 

3、常に新しいモノや情報を取り入れる

僕自身が飽き性なのでこれは良くやっているのですが、ベースだけを変えずにどんどん新しいことを取り入れていきます。

 

例えばチューバ演奏について言えば、楽器を吹くということは変えませんが

 

・新しい練習方法を取り入れる

・新しいMPを試してみる(ごく稀)

・誰かの演奏を聴きにいく

・身体的なトレーニングをしてみる

 

などベースになる部分は変わりませんが、常に新しい刺激を脳に与えています。そうすることで飽きやすい自分をノらせていきます。

 

感覚的には、滞っていた川の流れを新しい刺激によって滞りを無くし綺麗で澄み渡った水の流れを復活させる感じです。

 

何かを継続していく上でとても大事なのは、刺激です。

 

筋トレ、ダイエット、経営、趣味、楽器など色々継続が必要なものはあります。

僕の持論ですが、人というのはグラフで言えば「上がる」か「下がる」かしかないと思っています。

 

その場所にずっと止まっていることは不可能なのです。なので落ちたくなければ上がるか変わるしかありません。

 

なので楽器を長く細く続けるためにほんの少しのスパイスを、刺激を、つまり変化を与え続けると継続をしやすいです。

 

まとめ

多くの人が継続ができずに諦め、やめてしまいます。

それは先が見えない不安から来るものが大半ですが、先など誰にもわからない事を悩む方が不毛です。

 

今、この瞬間に集中し、何をどうしたいのかを考えれば継続というのはそんなにむずかしいものではありません。富士登山も自分の足だけで日本で一番高いところまで継続的に歩を進める事で到達できるのです。

 

楽器も同じで、頑張りすぎて歩を大きく踏み出しすぎると疲れて継続が難しくなってしまいます。また他の人ばかりに意識がむくと自分への意識が疎かになりやめたくなってきます。

 

更に富士山の途中の休憩所にずーっと止まることはできませんよね?少しづつトレーニングを続けて登り切ってしまうか、気合いを入れて下山し再挑戦するかしかありません。

 

楽器演奏は確実に人生を豊かにします。そんな素晴らしいものとできれば末長く付き合っていきたいものです。楽器が運んでくる人との縁や幸せは計り知れません。

 

なのでぜひ細く長く、自分に集中し、ラーメンに入れるほんの少しのコショウのような刺激をくわえながら続けていってあげてください。

 

ご読了ありがとうございました。

 

 

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