「不安」がもたらす影響と対処法3選 | 河野一之のブログ

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「不安」がもたらす影響と対処法3選

先への不安、過去からの不安、そして現在かかえている不安と僕たちの生活の中には多くの不安が入り混じっています。

 

21世紀に入り、先進国のはずのこの国では若者からお年寄りまで毎年多くの自殺者が出たりと不安からはじまるであろう様々な原因で人も亡くなっています。

僕自身、過去にはいつも何かしらの不安を抱えていたり、今でさえ条件次第では不安に襲われることも多いです。

でも心理カウンセリングの勉強や人生の勉強を行うことにより乗り越えたり、軽減することに成功しています。いまだに時たま負けますがw

今日はそんな自分が経験してきた事を共有し、できるだけ楽しい人生を過ごしてもらう記事です。

 

もくじ

1、不安の正体

2、妄想

3、対処法

 

1、不安の正体

ある徳の高い人はこう言ったそうです。

 

「不安というのは無くなるものではない」

 

まず初めに衝撃の事実です。

 

しかし本当にその通りで、喜怒哀楽などの感情と同じようなものでこの不安というのは感情の一つです。そのため一生不安を感じずに生きるのは、事故による脳の障害でもない限り不可能です。

 

もともと大昔からある脳幹、大脳基底核や脊髄という本能を司る脳の根元、ここは自立神経や交感神経、副交感神経ををコントロールする場所です。

 

息したり、危ないと思ったら咄嗟に避けたり、お腹が空いてものを食べるといった無意識で行う行為を発動させるところですね

この危ないと思った時に切磋に避ける、の「危ないと思った時」、その時に不安は生じます。

なのでこれを解消するのは不可能です、危険を察知しなくなってしまい死ぬ可能性が上がるからです。

 

そこでまた不安の話です。

 

  • あんな事をしてしまった、そういえば昔あんな事があったという無意識に思い出す過去の不安

  • 〇〇になったらどうしよう、先が見えないという無意識からくる未来への不安

これらは上に書いた危険を察知したり、過去の経験から未来に対応しようという能力が働いているからこそくる不安です。しかし、今の世の中、太古の時代にあった一瞬の油断から死ぬというのは交通事故や天災ぐらいです。そこで逆に今現在も脳が高性能に働いているからこそ不安を感じやすくなっています

 

考え方の一つとして、未来、現在、過去。

これら三つの時間の中で、今この瞬間自分の力で変えられるものはただ一つしかありません。

 

今、現在です。

 

大変残念ながら、腕立てを何回しても、すごく勉強しても、走り込みをしても、楽器たくさん練習しても過去は変えられません

 

また今この瞬間、過去と同様に何をどうしても未来の事なんて分かりません

 

絶対に変えられない、絶対にわからない事に恐怖を感じるからこそ不安によって辛さを感じるのです。

 

生きていく上で大なり小なり不安は必ず付きまといます。

 

お散歩の最中、お手洗いはあるかな?雨は降らないかな?車は飛び出してこないかな?靴ずれおこさないかな?

 

これらも些細な事かもしれませんが、不安というものがないと考えません。

なんでもかんでも「どーにかなるさー」だと、いざという時に困る人もいます。

 

なので不安というものから逃げる、消し去ろうとするということがまず不可能なのです。不可能ゆえにさらに不安に陥ります。

 

まして頑張り屋さんほど「そんな事ない!何かあるはずだ!」

と考えますので余計に不安を感じようとしてしまいます。

僕もそうでした。

 

なので最初に戻りますが、不安は無くなりません。でも感じ方や付き合い方を変えることはできます。まして、ただ不安は無くならないものなんだ!と受け入れるだけでかなり楽になります。

 

またもし不安が発動しても、客観的に自分を見て今日も危機信号はちゃんと働いている、良かった、さし!となればバッチリです。

 

2、妄想

不安状態が続くと、自分が不安に思っていることを現実のように感じ始めます。

 

妄想です。

 

毎日毎日プロサッカー選手になると公言をしたり、考えたり、実際にトレー二ングに励むとその夢にちゃんと近づくようになるのと似ています。

 

逆に毎日毎日、将来のことが不安だと話したり、考えたり、考えながら生きていると不安な将来がちゃんときます。なぜかというと

 

人は自分が考えていることを無意識に視界に入れるからです。

 

誰かから最近巷でケバブが流行っているらしいよ!と聞くとします。しかも、〇〇のトッピングが流行っていてそれが大流行!すっごくおいしいよ、君も絶対好き!今度必ず食べてみてね!

とゴリ押しされます。しかも、こちらとしてとても興味関心を引かれた場合

街中で自然とケバブ屋さんはないかと無意識に探します。そうする事で今まで視界に入ってこなかったケバブ屋さんをたくさん認識するようになります。

 

すると特段これまでと変わらないはずのある地域のケバブ屋さんが、自分にとっては「あれ?最近ケバブ屋さん増えたね、〇〇さんのいう通り流行ってるからみんなやりはじめたのかな?」となります。

 

不安も全く同じ要領で自分が不安に思っている事が目に入ってくるようになります。

そして、自分が不安に思っていることの証拠集めをし、「ほら、やっぱりね」と自分が不安を感じていた未来を引き寄せます。

 

繰り返しになりますが、妄想です。

 

今までもその不安要素はずーーーーーーーーーーーーーーっとありました。

自分が不安に感じ始めたから視界に入り、認識しただけです。

 

生存本能がちゃんと働いている証拠です、自分の身体さし!な所ですが、不安に思っている本人はそうとは思えません。

 

これが妄想です。

 

3、対処法

たくさん書いてきたので対処法は箇条書きにしていきます。

 

・今に集中する

過去は変えられない←諦める

未来は絶対にわからない←ほっとく

絶対に変えられない事と今の時点でわからないものを延々と考えていても不安になるだけです。今やりたいこと、できること、必要なことに集中すると不安になっている心の隙間がなくなります。

 

・暇だから不安を感じるんだと理解する

朝の通勤電車、遅刻しそうな会社へ向かう途中に日々の不安なんて感じている余裕はありますか?朝の支度の時間、ドッタバタの最中不安なんて感じられますか?そんな余裕さえありません。でも暇だとしっかり我々は不安を感じる余裕を得ます。

なので外に出たり、予定を入れたり、インプットを行いとにかく”今”を動きましょう。

 

・実際にはあまり起こらない

災害対策などの未曾有の危機に陥ることへの対策はどれだけやっても足りないぐらいですが、日々の暮らしの中で感じる不安の9割は起きないと多くの本屋著名人は語っていますし、自分の経験としてもそう思います。

生命維持を司る脳幹が発する部分なのでかなりの影響力がある不安、ここが考えさせるものは考えれば考えるほど誇大化し対策をたてさせようとします。さらにマーケティングの技術で不安を煽ることにより売るという技法も世の中にはたくさんあります。

 

・〇〇は大丈夫ですか?

・あなたの〇〇本当は〇〇かもしれませんよ?

・もしもの時のために〇〇は必要かもしれません

etc

 

全部を否定するわけではありませんし、実際にそれで救われた人は数知れずですがそれにしてもこのマーケティング方法が多いので不安を煽られます。しかも、無数にあるので無意識に煽られている場合が多いです。僕はTVの視聴時間を減らしました。

 

他にももし「不安だ!」と感じた時に自分自身にだけ効く方法がたくさんあるはずです。

 

僕ならとにかく動く!やらなければいけないことをとにかくこなし、時間が空けば筋トレをしたりでかけたりインプットをします。Killing free timeです。

さらに時間があけば新しい事を行なったりととにかく動く事が僕にとっては有効でした。

体が疲れているときは頭を使い、頭が疲れたときは体を使うという感じです。

 

まとめ

多くの人が不安を感じやすい世の中になっているようです。僕もそうでした。

でも

  • 不安との付き合い方を学ぶ

ことによりとても生きやすく、また実は世界はそんなに怖いものではなかったということがわかります。

逆を言えば、想像力や創造力がとても強く実際にはないものまで考えられるという能力の裏返しかもしれません。不安に思っていた事が実は世のため人のためになることもたくさんあります。

不安と付き合い、克服するというよりかは発想を裏返しその不安からきたアイディアを逆に利用できたら、それこそ自分の新たな能力に華が咲きます。

 

ぜひ不安に支配されず、不安をコントロールし利用してあげてください。

不安を感じている自分も、自分自身の一人なのです。

 

ご読了ありがとうございました。

 

河野一之

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