"無料"基礎練習会をやってみてわかったこと
これまで有料イベントは数多くやってきたのですが、今回初めて無料のイベントを企画してみました。
いろんな人ともっと交流したいと言う思いと、自分の知識は蓄えてばっかりじゃなくて共有していかないとダメだなとの思いから開催したのでした。
やってみると、やはり色々わかったことがあったのでこれまた共有をします。
今日はそのような記事。
目次
- 人の役立てる喜び
- 自分にとってもプラスになる
- 交流が生まれる
１、人の役に立てる喜び
多くの人は人の役に立つ事に喜びを感じます。
直接的にお世話をしたり、間接的にも何かを作る事によってある人の役に立ったりします。
そんな時、音楽家の僕は何ができるのかと考えました。
莫大な資金を投じて専門の教育を受けさせてもらってきたので有料のイベントを開催する事には何の抵抗もありませんでしたが、
それを無料で提供をするというのにはやはり抵抗がありました。
これまでどのくらいの時間を音楽に費やしたかわかりませんし、
金額だってそうです。
しかし、もっと人の役に立ちたい、
僕にしか提供できないものは必ずある！
では何だったら無料で提供しても良いか？と考えたところ今回のイベントを思いつきました。
「自分がいつもよりも広い部屋で行う練習に、一緒にやりたい人はただいてもらう」
でした。
しかも、今の自分の改善点である平日のスケジュールの空き、更にこの空き時間によく空いている平日夜の練習部屋
この条件でも来たい！と言ってくださる人がいればレッスン＝改善点の指摘などはしませんが、僕が練習法や気をつけてることを共有できる。
- 練習を共有する
- それぞれで練習をする
- 新しいことができるようになる
- できることが増える
- 色んな音楽が演奏できるようになる
- 楽しい！
- 僕の周りが楽しいで溢れる
- Happy Time
となります
僕が嬉しく思う事の１つに、僕と関わっていただいた事でより音楽やそれに限らず人生が楽しくなってもらえたらというのがあります。
役に立てたかなと感じられますし、自分のやってきた事の肯定にも感じます。
まして、イベント後
あー、楽しかった
と言ってもらえたら主催としてはそんなに嬉しい事はないわけです。
・参加者の役に立てる
・自己肯定感の獲得
・良い流れを生み出せる
こんな事が起きます。
２、自分にとってもプラスになる
日頃レッスンを行う際は
- 相手に合わせて言葉や内容を選びながら話す
ということを心がけています。より効果的になる反面、話す内容や時間に制限がかかるのも事実です。
しかし今回は完全にフリー、これまでインプットしてきたことを好きなだけ好きなようにアウトプットすることができます。
そのため自分がインプットしてきたこともより頭の中で整理され、身体に染み込み定着しやすくなります。
更に基礎練習会に関しては、聞き合ったり聞かれあうことにより個人での練習よりも、張り合いや緊張感も生まれより効果的な練習結果が生み出されました。
（練習法にもよります、一人での練習の方が効果が高い練習もあります。）
なので
・アウトプットできることにより、自分の考えをより具体化できる
・練習の質を高めることができる
このような事が起きました。
３、交流が生まれる
大河が流れるところに五代文明が生まれたように、人の交流があるところに新しい事象が発生します。
土日祝日に演奏会や練習が多い金管バンドの方々が他のバンドと交流を持つのは本当に少ない機会です。
しかし、僕らのように企画者がイベントを立てる事により
- バンドの垣根なく交流が生まれる
これはとても重要な役割を持つと思います。
SNSが発展し、いくら情報を得やすくなったと言っても人と人との直接的な交流に勝るものはありません。
ましてそれが一緒に楽器を持ち寄り基礎練習会といえどアンサンブルをした瞬間”仲間”です。
留学をし帰国するときにいつも思っていたことが
「この業界に対して何かダイナマイトのような存在になりたい」
でした。滞ったものは破壊をし流れを生み、破壊した後からは新しい原石を生み出す
元から素晴らしい奏者や人々が多い金管バンド業界にコツや知恵を用いる事によりドンっと進展をさせる。それだけなのです。
何か新しい特別なことではなく、すでにあるものを磨き上げるだけで十分なのです。
そのためにこの交流というのは大きな流れを生み出すと信じています。
まとめ
本当に開催をしてよかったと思うぐらいお楽しみいただけて本当に良かったです。
また何より自分が一番リラックスをして楽しめました、おかげさまで充実した平日夜となりました。
流れを作り始めたばかりで今後どのような川になるかはわかりませんが、必ず良いものになると思います。
お金を払ってくださる人は払ってくださるし、そうではない人は無料のものにくればいいだけ
選択肢を提供し続ける努力はこちらの責務です。
良い日でした、自腹を切ってやってよかった
それでは今日も良い一日を