中学生の僕へ | 河野一之のブログ

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音楽家をしていると演奏だけでなくレッスンをさせて頂く機会も多い

例えばまだ年齢一桁の子からお孫さんがいらっしゃるような方々など年齢も幅広くである

そんなある日、ある中学校のチューバパートのレッスンへ伺った



これはハイたくさん息吸ってーの時間


笑顔で迎えてくれる生徒たち

こちらも楽しみにしていたのでワクワクである

自己紹介したり、チューバ歴を聞いたり、音楽と出会ったきっかけを聞いたり
(今回は2名のレッスンだったけど、二人とも金管バンド出身だった!素晴らしい)

雑談を交えつつ色々お話をしていると、性格やその子の背景が分かってレッスン最中の彼らへの話し方やアドバイスの仕方を選べるようになる


人によって言い方を変えるのは必要




そしていつも目的はただ1つ

楽しんでもらうこと


楽しければ自分で考えてもっともっと楽しみたいとなるし

こちらの考えや知識をただ暗記させたり消化練習のように"ただやればいい"なんていうのは正直僕はきつい

入部してるってことは最低でも音楽や楽器が好きなんだろうからその気持ちは無下にできない

教職授業と心理カウンセリング講習、更に自分の経験と知識の総動員で向き合う






さて




自己紹介してる最中、

僕: 今までチューバの先生って来た?


生徒さん: 一回も来たことありません


そかそか


という会話があった。
古いトップアクションのBb Tubaを二人とも使っている。持つと手が楽器臭くなるアレだ

中学生の時の自分に会った気がした

当時僕の中学校には多くの学校でもそうであるようにチューバの先生なんて来たことがなかった

だから先輩に教わったり備え付けだった教則本を読んで練習していた




















もし、あの時の自分に今レッスンしているとしたら








そんな時が平行世界を辿ってここに来た気がして、なんだか懐かしいようなワクワクするような

とにかく幸せな気持ちになった

中学生なんて言ったら義務教育でいったら最終過程

我々成人が思っているより本当はずっとずっと大人だ、我々の一挙手一投足を見てる

バカにすればバカにされ
舐めれば舐められ

大人として扱えばそれにしっかりと答え

こちらがうまい言い方をしづらい内容も、今から難しい事言うからよく聞いて考えてみて、分かんなかったら分かんなかった所教えて

と言えば真剣な目を向け聞いてくれる

幼児、児童、生徒

幼稚園生、小学生、高校生、大学生

何歳児、何年生

話をするためや仕組みを作るためにこういった年齢や学年で区切り区別することはあるけど

それを使って差別

何年生なんだからこうしなさい
まだ中学生なんだからこれはやめなさい
高校生のくせに
大学生にもなって
幼児園児のくせにませてるな

とか色々あるけど、その子の年齢や学年で判断するんじゃなくて

AさんだったらAさんとして
小学生のAさん、何歳のAさんじゃなく扱うように気をつけてる

じゃないとその子の特性が伸びないし

中学生だからこのぐらいまで出来てたらイイよとネガティブな意味で言った瞬間こちらがその子の限界を勝手に作っちゃう

年齢、学年に関係なくドンドンドンドンまだ見ぬ世界を見せてどこまでいくのか、どこへいきたいのか、または前人未到の道を切り開くのか

そんな風にしたらスーパー日本人たくさん生まれるんじゃないかな

そんな気がする





というわけでそんな事考えてる自分との

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はい

終わって大好きケバブ食べて終わり




さて
今日は早起きして西へ

雨止むのかなー










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