痔の手術をした時のことを書いています。

今日は、痔の手術をする前にネットで調べたことや
人から聞いたことと
実際の手術、入院生活が
どうだったかを検証してみたいと思います。

題して「取り越し苦労」シリーズ


■ 痔の手術は痛い ■

40年ぐらい前に会社の同僚が痔の手術した時に、
死ぬほど痛いと言っていました。

トイレと病室の行き来に、壁についている手すりに、
すがりながら歩かなければいけないとも言ってました。

【検証】

①彼の話は1980年ぐらいのことです。
 私も、彼の言葉をずっと信じて、「痔は死ぬほど痛い」から
 肛門科に行きたくないと思っていたわけです。

②しかし、今回の痔の手術でわかったことは
 手術する方法が1980年ごろから「痔核結紮切除術」という
 従来より痛みの少ない手術方法で行われるようになったこと。
 またⅠ度~Ⅱ度(一部Ⅲ度でも可)の症状の場合は
 痔核に注射(ジオン注射)することで切らなくてもよくなった。

 ※ジオン(製品名)は2005年に認可された。

③麻酔方法も「硬膜外麻酔」で、
 手術後もチューブをつけっぱなしにすることにより
 最初の排便時の痛みもコントロールできるようになった。
 最初に肛門科に行ったときに
 副院長に「痔の手術は痛いんでしょ」と聞いたら
 「硬膜外麻酔」のチューブを見せて、
 「痛みはコントロールするから大丈夫です」と言ってました。

 副院長の「大丈夫です」という言葉を信じてみようという
 気持ちもありました。

【結論】

痔の手術は、会社の同僚がした時と時代が違います。
今も「痛くない」ことはないけど、同僚の時より痛くないでしょう。
そして、早期に肛門科に行けば、薬だけで治ることもあるし、
注射だけで済ますこともでき、手術をしなくて済みます。
もし、2005年に注射のことを知っていれば、肛門科に行っていたかもしれません。

もっとも、当時は痛みに我慢できましたし
女医さん(副院長)の前で肛門をさらすのは

 

(>◇< )ダメダメダメ~ 

■ 座浴器か小さいタライを用意する ■

座浴器は便座に取り付ける洗面器のようなもので、おしり(肛門)をつける。
清潔にすることと、痛みを和らげる。

【検証】

私の入った病院は、入院準備のなかに「座浴器」はなかった。
病院に貸し出し用のがあるのかと思ったらなかった。
個室で風呂があるからいいのかなと思ったら、シャワーのみで、浴室はなかった。

じゃあ、どうするのかと思ったら

・手術後3日間は入浴禁止。(硬膜外麻酔のチューブが腰についている)
・退院場での7日間は、シャワーのみで湯舟に入るのは禁止。
・退院してからは入浴可能になった。

だから座浴器はあっても使えなかった。

どうやって、清潔を保つかというと

1日3回肛門を消毒してガーゼを交換する。
トイレに言ったらナースコールすれば、すぐ交換してくれる。
ウォシュレットも最初から使ってもいいと言われた。

どうやって痛みを和らげるかというと

1日3回食後の痛み止めだけで、座浴器につけて痛みを和らげる必要はなかった。

【結論】

座浴器は必要なかった。

 


■ 体温(37.5℃)が高いと手術できない ■

熱がでて手術できなかったとか聞きますね。

【検証】

髪の毛を切りたかったけど、髪を切ると風邪をひくというから切らなかった。
ちょっとでも風邪っぽかったら市販の風邪薬を飲んでいた。

【結論】

熱が出なくて、問題なかったです。
お酒も10月からやめてるしね。



次回に続きます。