おはようございます。

 

今日はシューベルトです。

 

 

シューベルトは1797年1月31日、オーストリアのウイーン郊外のリヒテンタールに12番目の子供として生まれました。

小学校教員かつアマチュア音楽家であった父親から

音楽の手ほどきを受け才能を開花させたシューベルトは、

11歳には宮廷礼拝堂の少年聖歌隊に入り、学校で音楽を学ぶようになりました。

 

13歳で初めての作曲(ピアノ連弾幻想曲D1)、16歳には教職課程をとり、

父親の学校のもとで助教員として働き始めます。

2年ほど教員をしながら作曲を続けていましたが、

学生時代の友人から音楽活動に専念する道を選んではどうかという意見を聞き、

シューベルトは教職をやめ、作曲に専念することにしました。

 

20歳の時には実家を離れウイーンに拠点を移しています。

その頃から自作の曲が公開演奏されるようになっていき、

24歳の時に初の作品出版となりました(「魔王」と「糸を紡ぐグレートヒェン」)。

しかしすぐに成功者とはなれず、彼は生涯貧しい生活を送りました。

ようやく作品で収入が得られるようになった頃、

シューベルトは31歳の若さで亡くなってしまいました。

 

内気だったが周囲の人に恵まれていたシューベルトは、

内向的な性格で自ら作品を売り込むことができず生涯貧乏生活でしたが、

常に周りの友人らの支援を受けていました。

人から作曲を頼まれると奮起し、

あっという間に名曲を完成させていたというエピソードも残っており、

そのような彼の姿が人から好かれ、支えたいと思わせる要因だったのかもしれません。

 

歌曲のピアノパート
シューベルトは歌曲王として有名ですが、

彼の歌曲での素晴らしさはメロディはもちろん伴奏(ピアノ)パートの表現もピカイチです。

単なる和声ではなく歌曲の表現をより豊かにしている伴奏パートにもぜひ注目して聴いてみてください。

 

またシューベルトの曲は転調転調の繰り返しが多いです。

 

そのため表情が変わりますが、長いのが難点で、

 

私はあまりコンサートでも弾きませんでした。

 

案外地味な曲のうえ長いという特徴があります。

 

 

今日はシューベルトから2曲聴いて下さい。

 

 

 

 

Ständchen Serenade by Schubert 1 1リンクyoutu.be