「反面教師」として、「人間、こうなったら終わり」という人を紹介していきたい。

ニコニコ生放送という、個人がウェブで放送をするサイトが有る。
このサイトは、かなり大手のサイトで、その中で「生主(なまぬし)」という、いわば配信中毒者が何人もいる。その中で、所謂、「社会的落伍者」と言える人を紹介したい。

私が考えるその最たる人物が「よっさん」である。
よっさんの経歴を紹介していこう。ググればいくらでも出てくる記事であるので、そちらも参照頂きたい。

http://dic.nicovideo.jp/l/%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%95%E3%82%93

ちなみに、私は個人的にはこの方と接点もないし、別に感謝も恨みもない。
YouTubeでいくらでも過去の配信動画を見られるので、そちらを見て頂きたい。

いわゆるニートで、「リスナー」と呼ばれる人からの寄付により生活を成り立たせている。
(サイトでは、『古事記行為』と呼ばれているが)

他人の人生にとやかく言える立場ではないが、この人を見ていると、正直、「哀れ」を通り越して、かわいそうにすら思える。所謂ニコニコ生放送の、こういう方に共通している点は、「地道な労働に価値を見いだせない」という点である。
理屈抜きに、この人は、十年後にどういう生活をしているかは正直気になる。
ただ、自分は、絶対にこんな人生歩みたくないとは思う。

前も書いたが、「駅前で裸で踊っていれば、嫌でも人は集まる。」っていう理屈と同じで、見る側も、自分とは違う世界の人で、自分以下の人間を見ることに安堵感を得ているのだろう。
いわゆる「お馬鹿タレント」の理屈と同じである。ただし、お馬鹿タレントは、それが職業という点で、やや異なるが。

無職で33歳、ニコニコ生放送で視聴者からお金を頂く人生。
果たしてこれは、彼が本当に望んでいる生活なのか、抜け出すことは出来ないのか。
本人にその意志はあるのか。
本人にあったとしたら、聞いてみたいことは山ほどある。