長らく時間が開いてしまいました。親業ジョニーです。


前回のような流れで、思いがけず、親も子も納得できる妥協点が見つかったのでした。


最初嫌がっていた息子が突然OKを出したのは、「ちょっとだけ食べる」の「ちょっと」が想像していたよりも多かったからでしょう。「ちょっと」と聞いて、ほんとに少ない量をイメージしてたんですね。


でも実際にこちらの考えを具体的に伝えて確認したら、「それならいいよ」と了承できるレベルだったわけです。


親子の話に限らず、他人と話が食い違うとき、こういうことってよくありますよね。これが大人同士の交渉なら、今回のように「言葉の定義」の具体的内容を確認する段階で誤解がとけるわけですが。


相手が子供だと、そこら辺はよく確認せずに感情的なやりとりになってしまいがちではないでしょうか?


そういう意味でも、親子でお互いの欲求が対立したとき、まずは冷静にお互いの欲求を整理していく『勝負なし法』は理にかなっていると思います。


子供のほうも、自分の欲求を単なる「ワガママ」 として切り捨てられることなく、ペンで紙に書いてもらい、問題解決に向けて対等に検討してもらえるのを見ていきます。結果的に100%は自分の望み通りにならなくても、納得感はあるはずです。


「相手が大切なら相手が大切にしているモノやコトも大切にする」


昔どこかで読んで、感銘を受けた言葉です。同じように、相手の欲求は、こちらが100%応えらるものでなかったとしても、大切に扱うことはできる気がします。


*もちろん、どこからどうみても子供のワガママだとしか思えないときは「なに言ってるの?」で終了するときもありますけどね(笑)