国分小の校舎建て替えを考えるブログ

国分小の校舎建て替えを考えるブログ

市川市立国分小学校P有志

創立139年の歴史ある国分小学校がこの度、建て替えられる事になりました。

私も3年程前から計画が有る事は知っていて注目して参りましたが、今年の3月末に全容が明らかにされて驚きました。

前任の校長先生から
伺っていた話とは掛け離れ、

グランドの見えない校舎。
一中との親子給食にするための
巨大な給食棟。
わんぱく山は?
ターザンローブは?
じゃぶじゃぶ池は?
グランドこんなに狭くなるの?
これでいいの?

---スタートはそこから。---

一部の保護者だけでしたが独自に学校や市の担当部所と協議を重ねて参りました。
何とか給食棟の入札は一次延期までは漕ぎ着けましたが、中々思いは市にも保護者にも届かないのが現実です。

このブログはこれまでの経緯、これからの事、私達の思い等、情報の共有をすると共に保護者全体の問題として考える為、活用して頂く為に立ち上げました。

立岩 直
(国分小コミュニティサポート委員長)
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9月26日に建替通信14が配布され、補足説明文がありました。

一応これでひと段落ついたものと思います。
あとは、今後の建替を見守るばかりです。

建て替え工事が本格的に始まり早1年、夏休みあたりからは新校舎の建設が始まりました。
(※画像は設計会社のものです)

たてかえ予想図



また、新学期になり、タイトルにもある「たてかえ通信13」が配付されました。

たてかえ通信


そのプリント内にある「3.委員会にお願いした4つの条件」についてですが、最終的なものと言っている割には説明がまったくなく、要望に対する結果しか提示されていません。

例えば、①グランドの広さの確保について要望に対し結果で約3230㎡確保となっていますが、裏のレイアウトにある数値を掛け合わせると2998㎡となります。これはアンケートを反映しターザンロープを設置したことや、築山の位置を先生方と再検討した結果敷地内に移設することになった結果このような数値になったようです。そういった過程がまったく記載されていないのです。

保護者・児童へのアンケート、教職員の意見を元に、学校・PTA本部・窓口係・委員会とが検討したこの結果には納得しているのですが、どのような過程を経てこのような結果に至ったのか説明がなされていないのはいかがなものかと。

おそらく多くの保護者は今回の結果に安心するかと思いますが、少なくとも建て替え問題に少しでも携わった人間には物足りない結果ではないでしょうか。

11月20日に建替えについて(主に校庭周りの計画)の保護者の意見をまとめる「建替え窓口係り」がPTAの係りとして発足しました。

メンバーは8人で、ほぼ今回の呼びかけ人だった人達、プラスPTA本部から二人です。

今後は、窓口係りがアンケートを取りながら保護者の意見をまとめ、PTA本部、学校と検討し、教育委員会へ提案していきます。

以上です。



皆さんご存知かと思いますが、8/27より給食室の工事が始まり
現在ではわんぱく山が完全に撤去された状態になりました 。゚(゚´Д`゚)゚。

9/3、始業式の日に配布された手紙を遅くなりましたがアップします。

保護者からの手紙

学校からの手紙

なおこのブログですが、今後の工事の進捗を写真付きで
出来るだけご報告できればと思っています。


以下は今回の件を他市の長職につく方に話を聞いてもらった際の所感です。

---

・通常は、初期の基本設計の段階で近隣住民に説明会をおこない、敷地の狭い所などは隣接の畑などの買取をも視野に入れ協議していくもの

・給食室の件は、味が落ちることはどの自治体も周知の事だが、自治体としては経費を考えるとどうしても効率の良い方に目が行く

・低周波の件はちゃんと立証しないと役所は動かない

・ここまで予算が立ち、入札も始まろうとしている物を止める事は、役所内部の反発も多い。

・議会・議員も一度案を通しているので建前上反対しづらい(入札は良く止まったと思う)

・設計に関しては再度同金額の予算が必要

・工事に関しては予算の繰り越しが必要

(繰越明許費)
第二百十三条  歳出予算の経費のうちその性質上又は予算成立後の事由に基づき年度内にその支出を終わらない見込みのあるものについては、予算の定めるところにより、翌年度に繰り越して使用することができる。
2  前項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、これを繰越明許費という。

(予算の執行及び事故繰越し)
第二百二十条  普通地方公共団体の長は、政令で定める基準に従つて予算の執行に関する手続を定め、これに従つて予算を執行しなければならない。
2  歳出予算の経費の金額は、各款の間又は各項の間において相互にこれを流用することができない。ただし、歳出予算の各項の経費の金額は、予算の執行上必要がある場合に限り、予算の定めるところにより、これを流用することができる。
3  繰越明許費の金額を除くほか、毎会計年度の歳出予算の経費の金額は、これを翌年度において使用することができない。ただし、歳出予算の経費の金額のうち、年度内に支出負担行為をし、避けがたい事故のため年度内に支出を終わらなかつたもの(当該支出負担行為に係る工事その他の事業の遂行上の必要に基づきこれに関連して支出を要する経費の金額を含む。)は、これを翌年度に繰り越して使用することができる。

・今回の場合、「避けがたい事故」の扱いになると思われ、「事故」なので基本嫌がるもの。ハードルは高い。

・当然これは市長の決断も必要だし、議会を通さないといけない

・事故となると野党からの反発有 ⇒ 責任問題の追求になるかも ⇒ 市長は不利な立場になるのが。。。

と、ならないために自民・民主・公明など各会派の議員(市長会派や実力者)を味方につける必要性。特に工事関係者とつながっている議員の説得は必要

・また、保護者の総意でないので本案件は議員・議会に頼らないと厳しい

・議会で通したものを、議会が間違いを認め変更すれば教育委員会も動かざるをえない


※他市(市川市近隣)では、「そんなことぐらいで俺のところ来なくていいよ」ってくらい役所担当がしつこく町会長さんの所など地元に出向き対話をしている。

 まちこみメール「こくぶん」より

送信先 国分小学校保護者様

送信元 国分小学校校長
 日頃、たいへんお世話になっております。
 さて、表題の件で下記のとおりご報告いたします。
 なお、結果を受けて案内文にもお知らせしたとおり、教育委員会と協議いたします。
 また、協議の結果につきましても後ほどご報告いたします。

 記

(現行校舎建替え工事案の賛否)

●保護者分
・世帯数(家庭数)248
・票決数207(世帯数の83.4%)
・賛成118/207(57.0%)
・反対87/207(42.0%)
・棄権2/207(1%)

●国分小学校職員分
・常勤職員27(徐、育児休暇者)
・賛成27(100%)
・反対0(0%)
以上です。
★保護者の電話連絡希望者には学校から連絡いたします。

 まちこみメール「こくぶん」より 

送信先 国分小保護者様
送信元 国分小校長

 いつも、本校の教育活動にご理解、ご協力いただきましてありがとうございます。
 先ほど、票決の結果についてご報告いたしましたが、8月5日当日の保護者会にご出席いただいた本校の学校評議員(地域にお住みで学校に助言をいただける方、6人中5人出席)の方々からも賛成のご意見をいただきました。
 これらの結果を教育委員会に報告し、方向性を協議した結果、現計画(含、4つの要望)で早期着工をさせていただくことになりましたので、ご報告いたします。
 今後も進捗状況につきましては、定期的にお知らせしたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
なお、本メールとは別に、報告の文書を一両日中に郵送いたしますので、あわせてよろしくお願いします。
※票決数の率は83.4%となっておりましたが、83.5%が正しいので訂正させていただきます。 

今日の午前中グランドの景色を眺めて来ました。

校舎を背にしてバス通り沿いの景色。
真ん中に立って360°見回した景色。
時間の有る方は今一度ユックリ観てみて下さい。
自然ではないのかも知れないけど、永い時間を掛けてすっかり定着して青々と茂っています。
現計画では今有るあの景色が失われようとしています。

市の言う、子ども達の安全の為の早い着工は本当に子ども達の為なのでしょうか?。
先日行われた市との対話の中で様々な難しい問題があり、
ある意味、利にかなっている部分やそうせざるを得ない事も分かりました。
しかしそれは全部大人の都合。
その大人の都合で今、子ども達の未来が失われようとしています。

親として、大人として何を子ども達に残すべきなのかグランドで考えて欲しい。
勿論子どもの安全も大切な事。軽視出来る問題では無いことは、百も承知。
その事も含めて計画を見直せば良い事。
今本当に必要なのは早い着工ではなく早い決断だと思うのですが、皆さんはどう考えますか?


昨日、市川市より連絡が有りました。

先に行われた学校アンケートの結果(現計画賛同80%)と私達の集めた署名の中に生徒全家庭数の半数を超える家庭数が有る事を受けて、説明不足との判断がなされ学校と教育委員会合同の保護者会を8月5日(日)行う運びになったとの事でした。

以下、学校からのメールです。

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お忙しいところたいへん恐縮ですが、国分小学校の建て替えに係る全保護者会の開催について、案内を郵送いたしましたので、返信用はがきに出席の有無についてご回答願います。(8月5日開催)

なお、今回は建て替えについての票決を行いますので、ご出席できない方は、建て替え工事の賛否もご記入下さい。(お手数ですが8月5日までに必着できるようにお願いいたします。 

24日の協議を受け、出席した浅田さんより「国分小学校完成予定図改訂案3」を頂きました。

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建て替え計画改訂第3案

7月24日、市との協議において、立案した立場から2つの改訂案についてと、計画変更した場合のスケジュールについて尋ねました。

◆1〔質問〕計画段階で2つの改訂案は、候補として有りましたか。
〔回答〕2案とも計画段階には上がっていたが下記の理由により採用できなかった。
〔理由〕1案→児童と、給食用運搬車両との導線分離が難しい。
2案→給食室棟の配置上、近隣住民へ臭気、騒音が出てしまう。

◆2〔質問〕計画変更した場合のスケジュールについて
〔回答〕計画を見直すには相当の時間がかかる。はっきりした期間は解らない。
〔理由〕白紙にした場合、計画からやり直すため、まず計画するための予算取りから始め、その後も各種の手続きがあり、どれくらいの期間が必要か解らないと、明確には回答してくれませんでしたが、予算書作成→審査→書類提出→承認→設計入札→設計業務→内容承認→工事入札・・・のようです。
「計画変更は非常に手間が掛かり、面倒なので、出来ればやりたくない。」ということなのでしょうか?
多分に行政側の都合だと思うのですが、やりたくないと思っている「人・組織」を動かすことはとても大変だと、肌で感じ、落胆さえしました。
しかしながら、このままでは、現行計画のままの建物が出来上がってしまう・・・
実際に説明を聞いてくれて署名して下さった方々や、考える会で活動してくれている皆の顔が浮かび、「なんとかしたい」という想いがつのり、第3案を考えました。

建替え第3案


以下は〔話し合いの内容〕に対する見解と第3案の計画理由です。
①校舎・給食室棟の位置について
②現行のままの校舎位置にならないか
①・②の問題点を解決するために第3案を計画しました。

③どうしても見直しはできないのか
予算を考えたり、書類を作成したり、申請や承認を取るといった手続きが煩雑で、時間が掛かるので見直しは非常に難しい。と言う回答でしたが、それをするのがあなた方の仕事です!

④見直しを検討していくなかで、工期などの改善はできないか
様々な手続きが必要であり改善できるか解らないとのことでしたが、考えていないし、考えようともしていません。いったい、どれだけの時間を掛けるつもりなのでしょう?
給食室棟を先に建てる必要が無くなり、建物規模まで小さくなるのですから、工事期間は短くなるのです。

⑤死角が多い、陽当たり環境が悪く普通教室が校庭に面していない
 市は回答できませんでした。
※今回作成した第3案では解決しています。

⑥7年も前から建て替える必要性が判明していたのに、地域関係者の意見を取り入れない手法としたのは何故か
 こちらも市は明確に回答できませんでしたが、冒頭で「今回の校舎建替えは耐震改修の一環であり、児童の安全性を確保するために時間に制約があったので、市が主導する手法とした」と言っています。
7年も有ったのに、この間にやらなければならない仕事をしてこなかったからなのに、どうして今になって「時間に制約があり出来なかった」と言えるのでしょう? 
責任者不在の、まさに事なかれ主義!
全員とは望みません。誰かやる気の有る方はいないのですか?

⑦賛否アンケートの取り直しを
すでに工期が遅れていることへの不満の声が上がっている。仮にアンケートを行っても、賛否双方の意見が有ると思うので、どちらかに100%とはならないため、どちらが正解という答えは見いだせない。との回答でした。
答えを見いだせないアンケートはやったところで意味がないのでやらない。という複雑怪奇な言い回しでしたが、100%でないと正解とはいえない???・・・ 
ならば、100%賛成されていない現計画を取り下げて下さい!

これまでの協議の中で、市・学校側の双方より、「もっと早い段階で説明をしておくべきでした」、「ボタンを掛け違えてしまいました」とのコメントがありました。
なのに、誰も改善しようとしません。このまま推し進め「掛け違えたボタンが2度と取れないように縫いつけてやる!」つもりなのでしょうか?

過ぎ去った時間は戻りませんが、取り戻す努力をしていきましょうよ!
ボタンを掛け違えたままのシャツは誰が着ても窮屈ですよ。見た目だっておかしいですよね。一度、全部外して掛け直しましょうよ!

未来の子供達のために!!

24日の協議内容をもう少し細かく知りたいとの意見がありましたので、追加いたします。

◆24日市川市との話し合いの内容◆

【市川市側のお話】
始めに、市から建替え計画に当たり、関係者の皆様にご意見を募り計画を進めていくといった手法も有りますが、今回の校舎建替えは耐震改修の一環として行っているため、児童の安全性を確保するため時間的に制約が有ること、敷地面積や建て替えを行わない既存校舎及び体育館の配置変更ができないこと、給食の提供を止めないことなど、多くの制約がありこれらを総合的に調整するために市が主導して学校と調整しながら計画を進めていく手法としました。

様々な検討を重ねた結果、今の事案に至り決定とした為 原案見直しについては現状難しく、市川市側としては予定どおり続行したい方針ですとのお話し。

ただ、校舎以外の検討内容については出来る限り要望に応えていきたいとのことでした。

【話し合いの内容】
①校舎・給食室棟の位置について⇒
給食室棟は、近隣住宅への調理臭と食器洗浄等の騒音を考慮し、原案の場所となりました。(同ケースの学校があるが、近隣からの苦情があるそうです)。
またバス通りに面したのは、トラック移動と運搬のスムーズさを考えての事だそうです。

②何故、現行のままの校舎にならないのですか⇒
検討しました。給食室棟が入ることにより、児童と、給食搬出入車両の導線が重なり安全確保が難しくなるので、現行の配置計画は却下されました。
また現農園側には、近隣住宅のことを考慮し給食室棟は建てられない為、現校舎位置案はなくなりました。

③どうしても見直しは出来ないですか⇒
これからの見直しは白紙扱いとなり、設計計画を見直すだけでも、書類審査と検討、書類提出、受理、それからの入札等々 数年かかるものと思われます。
また予算の一部は国からもあります。しかし、国からの予算は数年に分けて出されます。その為、今の段階で計画が進んでいない場合 次年度の予算についての予算の計上が不透明になる可能性もあります。

④見直しを検討していくなかで工期など工夫次第で改善できませんか⇒
様々な手続きが必要であり、仮校舎などはリース期間など手続きと時間がかかるため、今の工期より短くできるかどうかわかりません。

⑤どの方角から見ても死角がある事、教室が校庭に面していない、陽当たりの悪さ、環境の悪さについてどうなのですか⇒
返答はありませんでした。

⑥校舎建替えの必要性は7年前には解っており、時間的制約があるとはどういうことですか。また7年の期間があったのに地域関係者の意見を取り入れる時間が取れなかったのは何故ですか⇒
明確な返答はありませんでしたが、地域関係者との説明会は開催し、そのなかで過去に現校舎の位置での計画や、災害時の対応のため1800食をまかなえる計画も有ったとの説明がありました。ただし、すべて口頭での話のため、図面などは無かったそうです。

⑦賛否アンケートの取り直しを⇒
すでに工期が遅れていることへの不満の声が上がっている。仮にアンケートを行っても、賛否双方の意見が有ると思うので、どちらかに100%とはならないため、どちらが正解という答えは見いだせない。

その他、署名の際にいただいた皆様からの様々な意見要望もお伝えしました。

最後に、もう少し早い段階での説明会や話し合いの場を作る必要があった旨のお詫びがありました。

市川市側でもいろいろな事を想定し、協議を重ねた結果 これが最善案となったとのこと、簡単に決めた訳ではないことをご理解いただきたいとの説明でした。

以上が話し合いの内容です。