ナスカのミイラが「宇宙人」に?、止まらぬ古代遺跡の略奪 | ITCトレンダー・カワピーの気になるブログ‐ゲーム、PC、デジタル機器情報

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メキシコ議会が昨年初めて開いた未確認飛行物体(UFO)に関する公聴会で、「宇宙人の遺体」とされるものが公開され、世界中の注目を集めた。


この細長い頭部と両手に3本の指を持つ2つの小さな物体こそ、地球外生命体だとUFO研究家の地元ジャーナリストが主張したものの、結局科学者が宇宙人説を否定し、巨大な地上絵で知られる南米ペルーのナスカから持ち出された「ミイラ」だったことが分かった。


塩分を含む土壌のために人間や動物の遺体が良好な状態で長期間保存されてきたナスカは、古代文明の理解を深める上で重要な発見が何度もなされ、考古学者の興味を引き立てる。また地上絵によって、宇宙人の存在を信じる人にとっては大きな魅力を持つ。だが同時に、闇取引を通じて高額で売れるさまざまな古代の遺物を手に入れようとする多くの盗掘者も呼び寄せる形になっている。


ロイターが取材した盗掘犯の1人は、ナスカの洞窟に入って200を超える遺物を盗み出したと明かした上で、複数のミイラはペルーからフランス、スペイン、ロシアに密輸されていると付け加えた。

こうした犯人の証言や、メキシコにもミイラが運ばれていたという事実は、ペルー政府が古代遺跡から貴重な工芸品や遺物などが闇市場へと流出するのを食い止めるのを阻止できない状況にあることの表れだ、と専門家はみている。