Googleが決済アプリの「Google Pay」を2024年後半に廃止すると発表 | ITCトレンダー・カワピーの気になるブログ‐ゲーム、PC、デジタル機器情報

ITCトレンダー・カワピーの気になるブログ‐ゲーム、PC、デジタル機器情報

ITC関連やゲーム関連のトレンド情報を中心に語っています。
デザインなどクリエイティブな話題も多いですよ。



Googleのオンライン決済sサービス「Google Pay」のアプリ版が、アメリカで2024年後半に廃止されることが明らかになりました。アプリが廃止される理由は、機能の大部分がGoogle Walletアプリに取って代わられたためです。

現地時間の2024年2月22日、Googleの公式ブログ上で「2024年後半にアメリカ版のGoogle Payアプリが廃止される」と発表されました。

Googleによると記事作成時点で、180か国以上で何百万人もの人々がChromeOS、macOS、Windowsで動作するPC上や、AndroidおよびiOSアプリから、Google Payを利用したキャッシュレス決済を利用しているそうです。ただし、Google Payの大半の機能はすでにGoogle Walletに取って代わられており、アメリカではGoogle WalletがGoogle Payの5倍使用されているという統計情報もあります。

そのため、Googleはアプリのエクスペリエンスを簡素化するため、アメリカで提供されているスタンドアロンのGoogle Payアプリを2024年6月4日以降使用できなくすると発表しました。ただし、Android端末での「店舗でのタップによる支払い」や「支払い方法の管理」などの最も人気のある機能は、引き続きGoogle Walletで利用可能です。

Google Walletは交通カード・運転免許証・州IDなどのデジタルアイテムと、店舗でのタップ&ペイに使用される支払いカードを安全に保管するための主要な場所となります。なお、Androidユーザーの場合はGoogle Walletを使用することで、Google Payで使用した決済方法を簡単に保存・検索・使用可能です。

また、アメリカ版のGoogle Payを利用してきたユーザーは、2024年6月4日までは引き続きGoogle PayアプリでのGoogle Pay残高を管理したり、必要な場合は銀行口座に指定の金額を送金したりすることが可能。2024年6月4日以降も、引き続きウェブ版のGoogle Payから資金を確認したり、銀行口座に送金したりすることができます。

ただし、2024年6月4日以降はアプリ版のGoogle Payを用いた個人間での送金が不可能となり、他人に送金をリクエストしたり、送金のリクエストを受け取ったりすることもできなくなります。

GoogleはChromeでのGoogle Pay自動入力の改善や、公共交通機関での支払いの容易化、Google Walletに保存できるパスの種類の拡大など、支払いをできる限り迅速かつシームレスにすることに投資してきたと説明しており、「今後もこのような支払いエクスペリエンスの改善を続けていく」と述べました。

なお、アメリカでGoogle Payアプリが廃止されたあとは、シンガポールとインドでのみGoogle Payアプリが利用可能となります。