原発事故時 住民の被ばく量はどれくらいなのか?

100mSv を超えるのか?

 一般人の年間許容線量は 1mSv と決められているのに 

原子力発電所で事故が起きて 避難計画が 発動された場合 住民の被ばく線量はどれくらいになるのかというのは 基本的かつ重大な問題です。

しかし 柏崎市の避難計画には このことが一切書かれていません・

この点について 柏崎市や内閣府(保安院)とのやり取りについてまとめてみました。

結論的には 最大 100ミリシーベルト(1週間くらいで)を超える被ばくをすることもあり得るという事です。

2021年夏、 原発の透明性を確保する 柏崎刈羽の会  において 次のような質問をしました。

 

 

これに対する柏崎市の回答は

 

 

「原子力規制委員会のめやすは100mSv となっており、住民の被ばく量はこれを十分下回る」という回答ですが、具体的な線量は答えていません。

その後2022.2.16 改めて柏崎市長に対し、公開質問状という形で、以下のような質問をしました。

 

 

これに対する回答が 2022.3.16 ありました

その回答は

 

 

回答にもなっていません

改めて、「原発の透明性を確保する地域の会」において、今度は内閣府とやり取りをしたところ、内閣府の回答は、以下の通りでした。

 

 

 「 緊急時は必ずしもこの限りでない 」 という事は、私たちの被ばく量は最大100mSv以上、制限はなく、その上限は判らないという事になります。

 しかも、そのことは、避難計画に記載されておらず、市民に配布されたガイドブックにも一切書かれていません。

 原発事故が起きて、私たちが大量の被ばくをしても、「当初の想定通り」 として、無視されてしまう事になるのでしょうか?