柏崎刈羽原発設置許可の取り消しを

求める署名を開始しました

設置許可の取り消しにより、
東京電力は柏崎刈羽原発の運転ができなくなります


柏崎刈羽原発の設置許可の取り消しを求める署名を開始します。
設置許可が取り消されると、東京電力は柏崎刈羽原子力発電所全号機の運転ができなくなります。
4月21日、再稼働させない柏崎刈羽の会は記者会見を行い、あらたな署名活動
を開始する事を表明しました。
柏崎刈羽の会が呼びかけ人となりますが、新潟県内の多くの団体個人の皆さんの了解を頂き、共に取り組んでまいります。
私たち柏崎刈羽市民ネットワークも呼びかけ団体の一員として参加します。
 

全国の皆さん、署名活動にご協力ください     

現在、インターネット署名ができるように準備を進めています。
原発のない社会を実現するため、その一歩として、東京電力に退場を求めるこの署名活動にご協力をお願い申し上げます。
<インターネット署名については、準備ができしだい、このページでも公開いたします>

 

柏崎刈羽原発設置許可とは

 1978年柏崎刈羽原発1号機の建設開始に際し、東京電力に与えられた工事の許可です。
 2号機以降の工事は、この設置許可を変更する形で認められていますので、設置許可の取り消しは、柏崎刈羽原発全体(1-7号機)の設置許可全体の取り消しを意味します

 

相次ぐ不祥事は、東京電力の根本的な体質から生まれている

柏崎刈羽原発では、他人のIDカードを勝手に使い不正入室したという事件が内部告発で発覚し、いくつもの工事未完了が明らかになり、更には核物質防護のための設備が16か所も機能していなかったことが明らかになりました。
東京電力を監督すべき原子力規制委員会は、東京電力に大きな失望感を示し、核防護に関して国内初最悪レベルの「赤」の判定を下しました。
そして、原子炉等規制法に基づき、原発内の核燃料の移動を禁じる是正措置命令を出し、東京電力は原子炉内に燃料を入れることができない状態となりました。

50年以上続く東電の隠ぺいと、安全軽視

このような東京電力の体質は、今に始まった事ではありません。
柏崎刈羽原発では、原発建設の計画が発表された50年前から今回の不祥事と同じようなことが繰り返されてきました
警察の力も借りて、強権的高圧的に建設を進め、運転開始後も長年にわたり、向き合うべき科学的真実を隠し、歪曲し、不祥事を隠し、時には文書を改ざんしてきました。
事実を隠蔽しながら、地元政治に影響力を発揮し、膨大なテレビコマーシャルで観念的な安全宣伝を行ってきました。

変わらない東京電力の隠ぺい体質
地元では、また東電が不祥事か
という気持ちです

2002年には、点検データを不正記載しなどが発覚した「東京電力原発トラブル隠し事件」により、東電の全原発が停止しました。この時も東電は「しない風土」「させないしくみ」を作ると反省の姿勢を示しましたが、その後も体質は何ら変わりませんでした。
 

東京電力の姿勢が福島事故の防止を妨げたのです

2007年、中越沖地震の教訓を十分に反省することもなく、地震学者の警告を聞き入れず、東日本大震災で決定的に取り返しのつかない事故を引き起こしてしまいました。
この時点で、東京電力は原子力発電から手を引くべきだったのです。にもかかわらず、福島第一原発の根本的な反省もないまま、会社として生き延び、柏崎刈羽原発の再稼働への手続きを着々と進めてきたわけです。

こんどこそ東京電力に退場を

今回の一連の不祥事の発覚で、もはや東京電力には原子力発電所を管理する能力も資格もないことが誰の目にもわかる形で改めて明らかになりました。
 その東京電力と一体となり、共に支えてきた国や規制委員会は、福島事故についても、今回の不祥事ついても「共犯」とも言える立場ですが、本来果たすべき立場に立ち戻り、東京電力柏崎刈羽原発に出されている設置許可を取り消し、東京電力が原発を管理することをやめさせることを要望します。