東京電力 さらに工事未完が発覚 

 

先日から東電の不祥事が続いています。

 

◆    1月19日 (前年9月の)ID不正入室を規制庁が規制委員会に報告

 Y新聞がスクープ報道する直前の公表だった

◆    1月27日 7号機安全対策工事未完了が発覚

 7号機コントロール建屋で防火のためのダンパー設置工事が未完成だった

 ブログ https://ameblo.jp/kk-shimin-net/entry-12653034596.html

◆    2月10日 フィルターベントの品質管理試験未実施が発覚

 取替工事をするそうです

◆    2月15日、東京電力新潟本社橘田代表ははID不正入室問題と工事未完問題で記者会 

 見を開きましたが、その記者会見の中で、新たに5か所の火災感知器が設置されていな

 かったことを明らかにした。

 

新たに発覚  火災報知器を付けてなかった

 

今回のあらたな発表は、火災報知機の未設置が明らかになったわけですが、柏崎刈羽原発の火災といえば、いろいろ思い起こされることがあります。

 

2007年7月中越沖地震での変圧器火災が有名ですが

このあと2009年4月までに9回もの火災が発生しました。

消防車のサイレンが聞こえると、また東電かなと思い、実際その通りだったという事が続いた記憶があります。

2017年11月には、防火壁貫通部の防火処置未実施箇所が62箇所判明。

2018年洞道ケーブル火災。消防署が駆け付けましたが、出火場所が不明で、火元にたどり着くまで通報から2時間以上かかりました。

2019年10月には大湊側補助ボイラー建屋の電源室内の火災。

実に火事の多い原発です。

 

 

不祥事の連鎖はなぜ起こるのか

 

柏崎刈羽原発や東京電力に関しては、しばしば不祥事が発覚しますが、一つの不祥事が発生し、それに関連して調査すると他の問題個所がいくつも出てくることがよくあります。

今回の工事未完もそうです。

ちょっと調べるとこれだけ次々と不祥事が発覚するという事は、この原発では珍しいことではありません。  

それは何故か? ひょっとしたら・・

「不祥事は原発内部に充満しており、だからこそ調べればいろいろ出てくる事になる」

と考えるのは、まちがっているでしょうか?

だとしたら、この先ももっと何か隠されたミスや不祥事が出てくるのかなと思ってしまいます。