■札幌近郊に鶴を呼び戻した長沼町の取り組みに韓国人も感動!≧∇≦)〃♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

長沼町町役場の自然保護担当者と生き証人である住民代表3人と交流することができました。

 

 

●鶴の生息環境を復元した長沼町

 

いよいよ韓国務安郡代表団の北海道公式訪問シリーズの最終回です。公式訪問の最後は夕張郡長沼町の舞鶴遊水地にある鳥の駅「マオイトー」の訪問ですね。「遊水池」とは、洪水時の河川の流水を一時的に貯留させる土地のことです。

 

札幌出身の私もこれまでまったく知らなかったのですが、ここは札幌市の中心部から車で50分ほどしかかからないのに、鶴がやってくる生息地なんですね。一番最初に務安郡の担当者から長沼町訪問の話を聞いた時、思わず「あんな何もない所に何を見に行くんですか?」と尋ねて顰蹙を買ってしまいました。(^^;)

 

そもそもここは昔、沼や湿原が広がるタンチョウ鶴の繁殖地だったのですが、明治以降の開拓と乱獲で鶴が一度姿を消します。その地にできた長沼町は、昔から洪水が頻発する水害地域だったのですが、2015年に地域住民が土地を提供して治水施設「舞鶴遊水地」を完成させることで、それに加えて、ここに元来の鶴の生息環境を復元しようということになったわけです。

 

結果、みごとタンチョウが帰ってくるとともに、2020年には道央圏で100年以上ぶりとなる、タンチョウのヒナ誕生も確認され、現在、「タンチョウも住めるまちづくり」をテーマに地域住民とタンチョウの共存の道が活発に模索されています。何よりそれがシンボルとなって、地域の活性化がはかられている、今回はそれを学ぶための公式訪問なのでした。知床や釧路湿原と同じように、生態系保存と復元による地域活性化のモデルだというわけですね。

 

残念ながら私たちはタンチョウの実物を見ることはできませんでしたが、鶴の保護を担当する長沼町役場政策推進課の女性と、その運動を進めてきた地域住民代表の3人の方が歓迎してくださって、写真を使った若い担当者の熱心な説明と、歴史の生き証人のような年配の地域住民代表の方々の姿に、韓国の務安郡代表団も深い感銘を受けていました。「なるほどこのようにして自然を守っていくのか」ということが、理屈ではなくひしひしと伝わり、深く理解できましたね。

 

 

●ツアー参加者の要請は「民願」

 

その後は観光も兼ねて、富良野「ファーム富田」でのラベンダー畑を見て、ラベンダー香水という地域ブランドの開発について学び、本当に美しい「白金青い池」を背景に写真をたくさん撮るとともに、韓国人には特に何の感動もない「ケンとメリーの木」と「セブンスターの木」もいちおう車窓からだけ見ました。

 

この日の宿泊は、大通公園と札幌駅の中間、創成川沿いにある「ホテルモントレエーデルホフ札幌」でしたが、ここは14階まで地上60m以上の高さに客室があり、部屋やレストランから札幌の市街を展望できる眺めのいい高級ホテルでしたね。

 

翌日は我が父も眠る真駒内の滝野霊園に寄って、やはり安藤忠雄建築の「頭大仏」を観光し、その後、一行を新千歳空港までお見送りして、私はしばらく北海道に残るという形でのお別れとなりました。

 

約20人のご一行と6日間一緒に過ごして最後はとても別れが名残惜しかったですが、私は今回、何より韓国の地方公務員の素晴らしい文化を学ぶことができて、よい経験だったと思います。ツアーに対する参加者の意見が出るたびに公務員の方々がそれを「民願」といって大切に扱っているのが印象的でしたね。この言葉は韓国の行政機関で使われる「国民の望みや請願」 という意味ですが、私には民を愛する歴史的韓国の「民本思想」が感じられる瞬間でした!ヾ(≧∇≦)〃♪

 

 

 

夕張郡長沼町の舞鶴遊水地。

 

 

向こうに池が見えますが、この草の中のどこかに鶴がいるんですね。

 

 

説明を聞いたのは鳥の駅「マオイトー」という小屋です。

 

 

長沼町役場政策推進課の女性が写真を見せながら熱心に説明してくださいました。


 

お別れ。皆、私たちが見えなくなるまで手を振ってくださっていました。感動です。

 

 

富良野の「ファーム富田」。

 

 

ラベンダー畑を見に来ました。

 

 

ラベンダー。

 

 

緑のところは香水などに使われるラベンダーの花が収穫された後のものです。

 

 

パッチワークのように美しく、観光地として北海道を代表しています。

 

 

富良野岳と大雪山を背景にして本当に印象的な美しさです。

 

 

絵みたいですね。

 

 

農機具やスクーターなどもラベンダー色に塗られています。

 

 

ラベンダーオイルの抽出過程。

 

 

香水がつくられています。

 

 

一言でラベンダーといっても、種類ごとに香りがいろいろとありました。

 

 

ご存じラベンダーの味はしないラベンダーアイス。

 

 

こちらは富良野の隣、上川郡美瑛町の白金温泉の近く「白金青い池」。

 

 

本当に不思議な色です。

 

 

水に色がついているのではなく、太陽光を通す時に青色だけが残る仕組みです。

 

 

こんな小さな池にたくさんの観光客が訪れていました。インスタ映えですね。

 

 

韓国人は関心がない「セブンスターの木」を車窓から見ました。

 

 

泊まったのは「ホテルモントレエーデルホフ札幌」。

 

 

高級な高層ホテルです。

 

 

何よりも夜景がウリ。

 

 

朝食もこの景色を見ながら食べられます。

 

 

朝食会場。

 

 

高級バイキングはこういう料理をしてくれる場所が必ずあります。トリュフ・オムレツ。

 

 

私はデザートのほうが。

 

 

美味しそうです。

 

 

我が父が眠る真駒内滝野。

 

 

墓参りではなく、あの向こうに小さく頭だけ見えている「頭大仏」を見に来ました。

 

 

遠くの中央にポチッとあるのが頭大仏ですよ。

 

 

といっても、下に入って見ると仏像の全身が拝めます。安藤忠雄の作品ですね。


 

鶴居村からのお土産。

 

 

知床からのお土産。

 

 

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