■朝鮮時代版「グエムル」が最高に面白かったです!≧∇≦)〃♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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「『朝鮮王朝実録に記録された怪異なる獣~やつが目を覚ます」

 

 

●魅力のミョンミンさん&ヘリちゃん親子

 

今日公開の朝鮮時代の怪物映画『ムルグェ(물괴)』(ホ・ジョンホ監督)をさっそく観てきました!一言で、『グエムル-漢江の怪物-』(2006)の朝鮮時代版ということがいえると思いますが、とっても面白かったです。韓国語で「怪物」は「クェムル」であり、英字で書くと「グエムル」になるわけですが、朝鮮時代の言葉として「物怪」となって「ムルグェ」になってしまうわけです。『善徳女王』で「三韓統一」を「三韓一統」といっていたのと同じですよね。『グエムル』で最初に「グエムル」の子供時代が出てくるように、「ムルグェ」の子供時代も出てきましたが、それが子犬みたいでかわいかったです。♪ヽ(´▽`)/

 

何よりも主人公がキム・ミョンミンさんなので安心して見られたし、『応答せよ1988』で大ファンになったヘリちゃんが出ていて、まず役者が申し分ありません。『魔女』で悲運の悪役だったパク・ヒスンさんが、朝鮮時代の悲運の王の一人である中宗を演じていてまたまた感情移入してしまうとともに、同じく『魔女』でかわいくて無敵の悪役だったチェ・ウシク君がヘリちゃんとのラブラインの相手役として出ていて、それもよかったです。

 

 

●かわいそうな王の境遇だけが超リアル

 

いっぽうで、中宗の前王の燕山君は、相変わらず悪口をいわれる王様として、今回もすべての原因をつくったのが燕山君の奇行であったという、ちょっとかわいそうな気がするくらいの立場でストーリーづくりに利用されています。いずれにせよ、燕山君がどうであったとしても、臣下が元気に生きている王様を弾劾、廃位して殺害し、直接、代わりの王として中宗を選んで立てたわけですから、今の民主主義時代ならまだしも、王政時代にそれがまかり通るという状況が、いかに歪んだ構図の中にあったかが、充分に想像できます。

 

映画では、王を取り囲む臣下が考えていることはただ一つ。国を混乱させて民意を見方につけ、王に対する信頼を失わせることで権力を取ろうとすることだけであるわけです。たとえば、疫病。無理やり疫病が流行ったことにして、感染の可能性があるからと次々に民を虐殺し、それをすべて王に対する恨みに変えていくわけです。その上で、同じ脈絡でつくり上げたのが、この「物怪」が出て民を殺しているという噂だったわけです。これらすべての災難は、たいへんであればあるほど、当時の感覚では、「天の願いに適っていない王が立っている」ということに対する証拠になったために、臣下がやりたい放題であるわけです。

 

 

●『朝鮮王朝実録』に数回出現する実話?

 

ただし、朝鮮王朝の客観的な記録である『朝鮮王朝実録』に、実際に「物怪」の記録は数回出てきます。「夜に犬のような獣が文昭殿の後ろから出てきて、前の廟殿に向かったのを、殿僕が見つけて怪しんで追いかけたが、西の塀を乗り越えて逃げた」(中宗6年5/9)、「ある者が呆然としながら『馬のような怪物が現われてそこここに駆け上がっている』というとともに、禁軍(王宮の護衛)たちが驚いて声を上げながら大騒動となった」(中宗27年5/21)などであり、さらに映画の最後には、それによって中宗が王宮を移ったという記録が紹介されていました。

 

この『朝鮮王朝実録』は、王ですら干渉できない記録官による『承政院日記』として毎日記録され、王の死後に代ごとに編纂されるもので、実際の情報だけを記録していることでは信憑性は高く、いずれにせよ、上のようなことはあったということになります。

 

今回の映画はそれを想像力によって膨らませたものですが、はっきりいって、その想像力自体は漫画の水準ではあります。でも主人公の俳優がキム・ミョンミンさんですから、それはもはや『朝鮮名探偵』シリーズのようなリアリティラインの話として充分に楽しめるのでした。また繰り返しますが、娘役のヘリちゃんがめちゃくちゃかわいいし、相変わらず演技が神技であり、楽しめる娯楽作としてこれはお勧めです!ヾ(≧∇≦)〃♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


映画『ムルグェ(물괴)』(ホ・ジョンホ監督)予告編。

 

 

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