■なぜ、韓国の夫婦は愚痴をいい合い喧嘩し合うのか? | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


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長崎県は雲仙の仁田峠展望台から見下ろす島原湾と熊本県のほうです。



今回の日本セミナーツアーも無事終わり、疲れた体と嬉しい心を持って家に戻ってきました。今回は全羅南道地域の有識者の方々を連れてのセミナーと観光となりましたが、中にお一人、女性歌手の方がいらっしゃって特別にサイン入りCDまでいただきました。ありがとうございます。一番下に写真をご紹介しました。ヾ(≧∇≦)〃♪


そして今回、実は一番印象に残ったのが、奥様が日本人だという韓国の方と交わした会話でした。その方は、私の日韓の文化比較の講義を聴いて、ご自身の奥様に対する疑問が皆解けたといわれながら、まさしくそこにいうとおりであり、これまでの結婚生活でとにかくその違いをつくづくと実感してきたというわけです。いやあ、その話を聞きながら、結果また私のほうが日本人夫として深く反省させられて帰ってくることになりましたね。(´ぅ_ ;`)



●親から受けた厚い愛を与え合う韓国夫婦


その方は日本の奥様と暮らしながら、基本的には「日本人だ、韓国人だ」ということを超えて奥様をとても愛していらっしゃるというのですが、でも横にいた別の韓国男性が、「自分も日本人と結婚すべきだった」といったのに対しては、半分冗談、半分本気のように、「それは暮らしてみていないからいうんだ。やっぱり国産がいいんだぞ!」というわけです。


そして、それでも「いやいや、自分は日本女性のほうが合うんだ」と続けるその男性に対して彼がいったのが、「韓国女性なら『最近、夫の精力が少し落ちているようだなあ』と思ったら、補薬(高価な漢方薬の精力剤)でも注文して飲ませてくれるのがふつうだが、日本人は夫婦であっても、『私は私の人生を生きるので、あなたもあなたの人生を生きなさい』という感じで、いったいぜんたい自分に何も関心を持ってくれていないように感じるし、とうてい愛が感じられないんだ」という言葉だったのです。


これを聞いてドキッとしたのは私のほうで、実は我が妻も結婚当初、似たようなことをいっていたことを思い出したわけです。韓国人は基本的に親から受ける愛情が、私たち日本人から見れば“超”過保護なくらいに手厚いため、夫婦間でもそのように互いに「親のように、我が身のように相手に厚い関心を持つ」ということをもって夫婦愛を感じるわけです。我が妻も当初、私からそれが感じられないことをときどき愚痴っていたことを思い出したのでした。


そして考えてみれば、その日本妻と暮らす韓国男性の悩みとは裏腹に、韓国妻と暮らす私自身は結婚以来、毎年、年に何回かは必ず妻が作ってくる漢方薬を飲んでいます。今もここ2ヵ月くらいは、血圧降下にいいというノアザミから作った漢方薬(40万ウォン)と、血圧を安定させる「紅参(高麗人参)」のエキス(値段不明)を毎日飲まされています。私の血圧が高めだからといって私に断りもなく勝手に作ってきたので、私は「また買ったのかあ、高いのになあ、苦いなあ、面倒くさいなあ」と思いながら、夜と朝に目の前に出されるものを飲んでいるだけでした。もう20年以上それらが続いているのに、その効果もその背後の情もほとんど考えたことがなかった自分に愕然として、考えてみれば結婚以来それがずっと続いているために私自身の健康は維持されているようでもありました。



●「どうか愚痴をいってほしい」という叫び


さて、「日本人妻がうらやましい」といったほうの男性は、「それでも韓国女性のように愚痴がないのならいいじゃないか」といいました。韓国語で「愚痴をいう」というのは、「ひさごを引っかく(パガジルル・クルタ)」というのですが、韓国ドラマで見て多くの日本人もご存知のように、奥さんの激しい愚痴と夫婦喧嘩は多くの韓国人男性の悩みです。でもそれに対して彼は、「いや、お願いだから愚痴をこぼしてほしいんだ。愚痴もいわなければ、いったいぜんたい自分にまるで関心がないように感じる」というわけです。


すなわち、愚痴というものは、相手に関心があって相手から愛を求めているからこそ出てくるものなのであって、夫婦の間ではその愚痴こそが愛と関心の表現であるというわけです。それはそのまま、夫婦喧嘩自体も愛と関心の要求から始まるということになり、当然、その逆に夫婦喧嘩をしないという夫婦の中には、信頼感が高くて仲がいい夫婦ばかりではなく、相手に対して要求することをあきらめて、愛と関心が薄れてしまったがゆえに何もしない、という例もあるわけです。


これにも私はドキッとしました。結婚当初、けっこうよく聞いた我が妻の愚痴が、最近ほとんどなくなっているわけです。その上、以前紹介した昨年末のある忘年会での発言のように、まさに妻は今、「私は私の人生を生きるので、あなたもあなたの人生を生きなさい」ではないですが、そのような日本人的“各自の趣味生活”に目覚めているわけであり、結局それは日本人の私に合わせてしまっているということであるわけです。


さらに彼がいうのは、「愛が感じられないから、家で面白みがなくて、愛を感じられる所が別にないかと探してしまいそうで怖いんだ」というわけです。その意味は、自分が浮気をするかが怖いというだけでなく、夫婦を忘れて個人的趣味に過剰に没頭するということも入るでしょう。これは深刻な問題だと感じました。私が今回、日本ツアーに行っている間、妻はその期間に合わせて職場の同僚3人でベトナム旅行に行っていたわけですが、以前の妻ならそのようなことは考えられないことであって、海外旅行は必ず夫婦でのみ行っていたはずなわけです。もちろん年を取るにつれてそういうことも必要ですが、同時に互いの努力も必要になっているということでしょう。


それでも妻は、私のためにとベトナムから「ノニパウダー」の大きな瓶詰めを買ってきてくれて、帰宅以降、その健康食品を今また朝に晩にスプーンで私の口に入れてくれています。私は今回、誰のためともいえない日本のカステラを、ふつうに買ってきただけでした。この違いにしっかり気づいて、今後は夫婦の将来のために、この私自身がしっかり反省すべき時だなあと思いましたね。



●ちょうど日本と韓国の国旗の違いのように


日本の国旗は大きな丸です。見かけよくきれいに丸くなる外形の完璧な調和という大前提があるため、そこに合わせるためにできるだけぶつからないようにするし、夫婦の間でもできるかぎり相手に文句をいわないようにして外形的調和を保ちます。いいたいことがあってもよっぽどの状況にないかぎりは、横の布団に寝ながらも、我慢して何事もなく調和していようとします。しかし、韓国の国旗は青と赤が激しく押し合いながらグルグル回り続けているさまです。四方の四つの卦はちょうど飛び散った火花のようにすら見えます。韓国の夫婦はふつうは皆一つの布団に寝ながら、「心の内面の和合」を求めて、繰り返し絶え間なく相手にアプローチし、心の中に不和があるかぎりは、夜も寝ずに愚痴もこぼせば、喧嘩をして枕で殴り合うことのほうを選びます。それが互いに「和合」するということの、日韓における外面性(日本)と内面性(韓国)の違いであるということもできます。


日本人は「好きです」という形容詞で状態を表現し、韓国人は「サランヘヨ」=「愛します」と動詞で情を与えます。日本人のように「愛しています」などという、形容詞的に状態を表すいい方は韓国には存在していません。「愛します(サランヘヨ)」と相手に愛を宣言してぶつけることで火花を散らします。日本人と韓国人、この二人が夫婦として一つになるためには、ちょうど、日本の国旗と韓国の国旗を重ねていくような作業が必要なのかなあと思う今日この頃です。(もちろん、これらはだいたいの経験をもっていっている例えなので、日本人、韓国人の普遍にはなりませんが。実際、いろいろな夫婦が存在しますよね)



今回はひな祭りの時期だったので各地でかわいらしいひな人形が見られました。



私が買ってきたいつものカステラ。



一緒に行った歌手の方のCDです。美人ですよ。♪ヽ(´▽`)/



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