今回の麗水&南海旅行の話題を追加でご紹介しますが、このブログにはほとんど関心を示さない我が妻が今回、「ぜひこれをブログに載せるように」といった写真があります。もっと正確にいうと、「ブログに載せさせてあげよう」といったのですが、それが、慶尚南道南海郡の閑麗海上国立公園の山頂付近にある「菩提庵(보리암)」に至る途中にある「鼻の穴岩(코구멍 바위)」ですね。(((°`∇´°;)))
今回の旅行社ツアーに出発する前に私が妻に確認したのは、「今回は登山はないよね?」ということでした。「もちろん登山といえるようなものはないよ」というのが妻の答えだったのですが、実際には、数年前の春にサンシュユ(山茱萸)の花見のための「サンシュユ祝祭」ツアーに行った時にも、妻が突然、「この絶景を上から見たい」といい出して、すぐ近くの山に連れて行かれてしまうようなことがよくあるので、私も少しは覚悟をしていたものです。
今回は、どのようなことがあったかというと、私たちツアーの一行は、駐車場で観光バスを降りて、シャトルバスで山の上まで行き、そこから30分くらい散歩道のような軽い登山をして、頂上の「菩提庵」まで至ったのでした。ところが、そこで海を望むすばらしい絶景を充分に観賞したと思った頃に、妻が突然、「ううん、これではだめだ。あなたに山岳人だけが味わえる感動を味わわせてあげよう!」といい出して、プイッと帰り道とは反対側の険しい山道をどんどん下りていくではないですか。
私が「集合時間に遅れるよ」というと、妻は「すぐだから」というとともに、「あなたがブログをやっているから、特別に山岳人だけが撮ることができる写真を撮らせてあげるんだ」というわけです。私は「いや、私のブログは無理をしない日常の写真を載せることをモットーとしているから」といって無駄な抵抗を試みましたが、最終的には妻が望むとおりにその「鼻の穴岩」の穴をくぐってその下に下り、ちゃんとそれが人間の鼻の穴に見える位置から写真を撮ってきました。
いわく、妻が以前、山岳会でこの周辺の山々を登山した時、この「菩提庵」にはただ日の出を見るという目的のためだけに、早朝真っ暗なうちから皆で急な道をふもとから登ったのだそうです。その時、「鼻の穴岩」の穴をくぐってたどり着いた「菩提庵」の絶景から望む、島々の向こうの水平線に上がる日の出が、どれほど美しかったか、その時の感動を私に少しでも味わわせてあげたかったのだ、ということでしたね。
そのような「山岳人」の妻を持つことによって、私も一度登った山をまた別のルートから降りて登り直すという、ふつうはできない経験ができました。ちなみにこの後はすっかり遅れそうになって、メチャクチャ急ぎながら、なんとか5分遅れで観光バスにたどり着くことができましたけどね。でも貴重なものを見せてもらったと思って感謝しています!ヾ(≧∇≦)〃♪
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