冬の寒さに挑戦するために蔘鶏湯(サムゲタン)を食べに行ってきました。私が、蔘鶏湯の味では、あの「土俗村(トソンクチョン)」に優っているのではないかと考えている、ソウル駅の近くの「薬草村(ヤクチョマウル)」ですね!ヾ(≧∇≦)〃♪
蔘鶏湯は、韓国では「伏の日(ポンナル)」という、夏の最も暑さが厳しい時に、その暑さを熱さで治める(「以熱治熱」という)ために食べるものとされているため、これまで私自身、冬にはなかなか食べない食べ物だったのでした。でもやっぱりふつうに考えたら、寒い時には温かいものが食べたいのであって、それで体内が逆に冷えるというのならば、温かく着込んでいって食べる前後に熱を奪われないようにすればいいんだ、と考えて行ってみたものです。
そうしたら、お店はまるで「伏の日」と見紛うほどに超満員で、「なんだ冬にもこんなにみんな食べに来るのか、まじめに漢方の教え信じていたのは私だけかっ!」と一瞬すねてしまいました。
さて、もちろん「土俗村」の蔘鶏湯は美味しいです。しかし、他の店に比べてスープが独特で、やっぱり「土俗村蔘鶏湯」という料理の味だと思うんです。それに比べてここ「薬草村」のほうは、昔ながら本来の伝統的蔘鶏湯の味が追求されていて、鶏の美味しさを最高に引き出すという方向で最高に美味しくなっていると思うんです。(私の個人的感想です^^;)
だから「土俗村」に行くと、「やっぱり土俗村は美味しい」と思うけど、こちらで食べると「やっぱり蔘鶏湯は美味しい」と普遍的な蔘鶏湯の美味しさを感じることができる、という話ですよね。
それが「薬草村」の「竹塩蔘鶏湯」(12,000ウォン)ですね。日本でもいろいろな「美味しい塩」が流行っていると聞いていますが、韓国では昔から「体にいい美味しい塩」というと「竹塩(죽염)」。「竹塩」は人体の重要な構成要素である塩を竹の中に入れて高温で何度も加熱し、有害成分を最大限取り除くと共に竹の風味を感じられるようにしたものです。まさに体によくて味もいいというものですね。
その「竹塩」を使うとともに、体にいい13種類の神効薬剤を入れて長い時間煮込んだという、ここの蔘鶏湯は、スープを味わった時にその絶妙な味はすでに何か他のものを加減できない完成度を感じさせます。さらに取り出して「竹塩」につけて食べるお肉は、ここまで柔らかく深い味が染み込んだ鶏肉は他にない、と思わせるもの。最後に中に豊富に入った餅米も、深く煮込まれて本当に宝石のような輝きですね。ホワーン…o(//▽//)o
ということで、「伏の日」じゃなくても行きたくなってしまう「薬草村(ヤクチョマウル)」の「竹塩蔘鶏湯」はお勧めだという話でした。(思わずこんなに宣伝してしまった…これ以上混んだらどうするんでしょうか^^;)
【行き方】 地下鉄ソウル駅の12番出口を出て、ビルを過ぎ、ガソリンスタンドの手前で左に曲がります。(→ストリートビューで見てみよう! )
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