WWDC 2012にて新MacBook発表。 | airlife

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前々から言われていた「MacBookラインナップの一新」という大方の予想からはちょっと外れたと言って差し支えないWWDC 2012のApple Keynote。
終わってみれば、
・MacBook Airのプロセッサ、USB3.0対応等のマイナーアップデート
・MacBook Proのプロセッサ、USB3.0対応等のマイナーアップデート
・MacBook Pro with Retina displayの発表
・Mountain Lionの詳細発表
・iOS 6の詳細発表
という結果となった。

さて。
やはり一般ユーザーとAppleファンの注目はMacBook Pro with Retina displayの登場なのだろう。

でも、天の邪鬼のぼくは余りこれに興味を持てていない。
なぜなら、MacBookラインナップの一新を期待していたから。
戦前の予想を裏切られる結果となったことを、Retina搭載というだけで誤摩化された気がしないか?しないのか?

というのは言い過ぎかもしれないが、MacBookラインナップの一新、新しいMacBookの方向付けという点で期待をしていたのにちょっと肩透かしではあった。

なぜなら、一般のユーザーにとってRetina display搭載のパソコンなど使う意味がないから。
それはぼくも全く同じで、Retinaのノートブックなんて使うシチュエーションはないし、なんならいま目の前にある3年前のiMac 27inchで十分だ。
写真、動画の編集はこのマシンで事足りる。
どうしても古くなったらThunderbolt Displayを買えば良い。ぼくはMacBook Airユーザーで、この性能で十二分に満足している。
そして今やUSB3.0にも対応したことでThunderboltとUSB3.0どちらでも外付けHDDをストレージとして使いやすくなった。
一般ユーザー(ぼく含むエンドユーザー)からしたら、それで十分だ。

つまり、普通に使うなら軽くて持ち運べて性能も十分のMacBook AirがあればOK。
Thunderbolt DisplayがあればMacBook Airがデスクトップに早変わり。
SSDの容量が少ないならThunderboltないしUSB3.0対応のストレージを使えば事足りる。
ただそれだけのことだ。

Retina displayで喜んでるのはどこのお宅だ?
いや、スペックマニアな人たちの神経を逆撫でするつもりはない。
新しい技術、新しいモデル、Appleの最新のMac、良いと思う。とても。
でも、スペックにこだわる必要がない人は別に誰も興味を持ってないだろ?
Retinaにする意味なんてないよ。
エンドユーザと逆の立場にいるハイエンドな人たちですら、殆ど必要としていないだろう。

万が一、MacBook AirにRetinaが搭載されたらそれは喜ぶべきことだと思っていた。
MacBook AirはAppleのなかでも非常に高価なノートブックであったが、その特異性から見事に脱却して現在のぼくが知りえるAppleのなかで最も成功したエンドユーザ向けノートブックとして売れた製品だと思う。
そんな安くて軽くて性能も満足出来るノートブックにRetinaが搭載されたら、何てことだ!と思うのは当然。
でも、ハイエンド向けにハイエンドなノートブックを作ったところで、普通の人に用はない。
それならMacBook Air with Retina displayにすれば良かったのに、、、、とぼくは思う。
もしくはMacBook Airという名前をなくして、全てAirの形状、発展系として一元化して、最上位モデルは軽く速くとんでもなく高解像度な超ハイエンドモデルとしてリリースすれば良かったのに。

と、言う風にぼくは思ってしまう。
だから今回もぼくのスタンスは同じ。
基本的にMacBook Airのデフォルトのモデルかつ安いものに買い替える。
新しい一番安いモデルを出るたびに買い替えて、古いのは下取りに出す。
これがいまのMacの賢い買い方だと考えている。