戦争と平和? | 嫌韓はイカン

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韓国に住んで13年。韓国の良いところも悪いところも見てきました。それでもやっぱり韓国好きです。日本と韓国仲良くなって欲しいと願います。なので日韓交流推進ブログです。

私は40代ですが、その年代でも「戦争を知らない子ども達」と言われて育ちました。
私の母が小さいころに終戦になり、母が子供心に覚えているのは「空が真っ赤」になっていて、怖くて泣いたことだそうです。

私は「日本は戦争にこりている」と思っていました。

日本人は穏やかで争いを好みません。
日本人なら誰もがそう思っているでしょう。

なので靖国参拝について韓国や中国が批判するのは、戦後問題が解決できてないこともありますが、「戦争にこりている」日本人を知らないからだと思っていました。

私が韓国で見ていても、TVやニュースだけを見れば政治家の発言や時事ばかりが表に出るだけで、日本人の良い特性は伝わってきません。
作家の呉善花(オ・ソンファ)氏も著書の中で書かれていますが、日本人は鬼のような人々だと思っていたそうです。
実際に日本人に会わなければ、わからないことが多くあるのです。逆もしかり。

しかし、ここ最近の集団的自衛権の論議をみるにつけ、日本人の私でさえ、軍事国家への道を突き進んでいるように感じてしまいます。
過去、戦争に突入した時もこうだったのではないだろうか…?

勿論、今ではTVもインターネットもあり、世論もタイムリーに反映される時代でもあるので、強行的には決議されないでしょう。
しかし一度タガを外してしまうと、キリがなくなってしまう恐れがある。

韓国や中国の懸念は、日本がまた軍事国家の道へ進むのではないかということです。
私も当時の日本は、正気の沙汰ではなかったと思っています。
日本人が悪い方向へ一致団結すると、歯止めが効かない恐ろしさがあります。

平和憲法が、これまで日本の戦争抑止力だったのではないでしょうか。
自国にも、他国に対しても…。

今の中東や中国、ロシアの不穏な動きを見れば、軍備の増強も必要かもしれません。
いつまでもアメリカに頼っていられないのも理解できます。

しかし現在、アメリカで銃の規制ができないように、一度「持って」しまうと排除するのが難しいのです。
善良な市民でさえ、防衛のために銃を持たなければ不安な社会を作ってしまっているアメリカ。
世界の警察という大義名分で、どこにでも手を出して争いを大きくしてきた現実。

自衛や防衛という大義名分であったとしても、結局は「派兵」です。
そして派兵することは、兵士の命を危険に晒すことになるでしょう。
さらに現地で日本が攻撃されないはずがない。
また多くの犠牲者を出すことになるのは間違いないでしょう。

軍事力が抑止力になるような世界は、早く終わりにして欲しい。
誰もが平和を望んでいるはずなのに、平和への道へ全く進めない現実。

この堂々巡りは、どこかで断ち切らなければならないのではないでしょうか。