〜現在18歳の重度自閉症  末っ子 K の
          約10年間の不登校生活を通じて感じた事を
         少しずつ書いていきたいと思います。



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こんばんは。前回の続きになります。



移動支援、行動援護サービスを利用する為の
良さそうな事業所さんを
何件か 絞れてきましたニコ




でも…

家族とですら外出が出来ないKが
何の手立ても無しで見知らぬヘルパーさんと
外出なんて 無理に決まっとるぶー





そこで、

鬼軍曹さんが当時所属してた相談支援事業所内の

療育ヘルパーサービス
なるものを紹介してもらいました。




療育ヘルパーさんは、
TEACCHやABAを駆使し
外出時や家庭内での本人の困り感を
様々なツールを使って
サポートしてくれる方です。




なので、「Kの引きこもり脱出計画」は

この療育ヘルパーさん
お願いする事になりました!


週に2回の利用からのスタートです。

 


我が家に 初めて訪れた
療育ヘルパーMさんを見たKは

「家族以外の人間が 家に入ってくるな!おーっ!」と

言わんばかりに

Mさんをグイグイと玄関に押し出そうとします。




でもMさんは 無反応。




反応しないMさんに対しKは

部屋の隅っこに逃げ込んで動きません。



ここでの目標は

   Mさんと自宅内で活動するです。
               (私は完全ノータッチです.)




初めての活動スケジュールは

↑(イメージはこんな感じ)


*自立課題  (プットイン 一個)
*オヤツ
*Mさん帰ります




たったこれだけです。


スムーズに行けば 5分も かからない
スケジュール。




でも  1つ目の 自立課題に
取り組む事を拒否し続けたので

結局 Mさんが帰るまで2時間かかりました滝汗




ちなみにMさんは、活動中は
Kに言葉かけは 一切 しません。


ただただ、スケジュールをかざして
Kが動き出すのを何十分でも待ってるだけです





こんな感じで スタートした
Mさんとの 引きこもり脱出計画でしたが



1ヶ月経過しても
とにかく Mさんを拒否するKですぼけー



最初の2〜3回目までは

「これをやれば コイツは帰るんだな?」

「Mさんが帰る事」を強化子(ご褒美.目的)に
スケジュールをこなしているようなモノでした。






ただ、最初は


*自立課題
*オヤツ
 
の2コマだけのスケジュールが


そのうち、

*お手伝い  
*オモチャで遊ぶ     など追加されてくる真顔




それに気付き始めたKは


「なんで俺の家(テリトリー)なのに
お前の言う事 聞かにゃならんのだ!おーっ!おーっ!


と反撃開始メラメラメラメラメラメラ
(私が家庭内スケジュールをやり始めた時と全く同じ状況です)




スケジュールカードを
ハサミで切ったり、食べたり

Mさんを 叩いたり、髪の毛を引っ張ったり
(Mさんは何をされても どスルー)


Mさんが反応無いとわかると
私に攻撃してきたり、

その辺の物を投げたり、壊したり、

二階の部屋に逃走して鍵をかけて閉じこもったり。





それでも、どんなに反撃しても、
何時間 二階の部屋に籠城しようとも、

スケジュールをこなさないと
Mさんは 帰ってくれないんだと

日数をかけて悟るKにやり




2ヶ月後くらいには

Mさんとの自宅内での活動は 
すんなりと こなすようになっていました拍手拍手



注意活動内容自体は、もともと
かなりハードルを下げた内容なので
本人が拒否さえしなければ
一瞬で終わるような事ばかりです。
そこの負担は一切与えていません。




さぁ、ここまで来たら

次は いよいよ レッツゴー外出です!音符




でも
スケジュールは見れるようになってはいるけど
半年間も自宅から一歩も外に出れていないK。



なので、ここも ハードルを下げて
外出先は自宅の目の前の公園にしてみました。


引きこもる前は 大好きで毎日 行ってた公園爆笑


自宅の玄関から公園までの距離は
10メートルくらい!


ヨシ!準備は万端ウシシウシシ

レッツ スケジュール!!ウシシウシシ







がっ…    甘かった真顔





スケジュールに 「公園」が追加されてるのを
確認するやいなや


大号泣の大拒否〜〜ムキーッおーっ!ムキーッおーっ!ムキーッおーっ!ムキーッ








Kの その姿を見て
Mさんと私は 反省しましたショボーン



そうだよね…

半年間も家から出れてないのに…

きっと靴を履くことさえ
今のKにとってはハードルが高いハズなのに…


自宅内と違って外の世界は
Kにとっては ただただ恐怖の対象
なのかもしれないのに…




私たちの考えが 甘かった…



ごめんよ   Kぐすんぐすんぐすん




続きます