私の家庭は
父と母と私の3人暮らしでした
虐待があったり
両親が離婚したということもなく
※離婚しかけたことはあります
衣食住はちゃんとあったし
裕福ではなかったけど
愛情いっぱいで育てられたと思います
はたから見れば
どこにでもいる家庭でした
けれど
蓋を開けてみると
父にも
母にも
『内なる問題があり』
それが原因で
対人関係や社会性に支障が出る人たちでした
【父の場合】
父は育児にほとんど参加せず
私との会話も少なかったです
私のことを嫌っている訳では
なさそうでしたが
子どもとどう接していいのか
分からないといった印象でした
あまり自分の意見を言うことはなく
大人しい人ではありましたが
運転中だけは暴言を吐き
人が変わったようになるので
とても怖かったのを覚えています
夫婦での会話は少なく
友人も多い方ではなかったので
会社のストレスをうまく解消できず
ギャンブル依存症になってしまいました
詳しくは書きませんが
母に内緒で
車を担保にして借金をしていた程
数社からの返済は
数千万円だったようです
※そんなお金はうちになかったので、祖父にお金を借りて返済しました
ちなみに
同じ過ちを繰り返し
今現在も借金の返済をしています
【母の場合】
そんな父とは裏腹に
精一杯
私の世話をしてくれていました
もともと家事が苦手なようで
家では私の相手をするより
洗濯や料理に手いっぱいという感じでした
性格は穏やかですが
社交的なタイプではないため
友人は少なく
とても偏った考えを持った人でした
そのためか
必然的に
私への依存がひどく
閉鎖的な家庭だったと思います
食べるものや着るもの、
やることまで
逐一細かく決められ
そこに
『何がしたい?』
『どう思う?』
といった問いかけはほとんどなく
『母がやらせたいこと』
をやるだけの
まるで操り人形のよう
そんな私も
何の疑いもせず
「母が喜ぶこと」をして
「母が望む自分」でいることが
大切であり
そんな母の過保護で可干渉が
『愛情』であると
勘違いしていました

