八坂神社の摂社さんたち | 京草紙

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京都市の八坂さん
広い境内にご本殿以外に、多くの摂社が存在します。
その中のいくつかを紹介いたします♪
 まずは大神宮社。
 素戔嗚尊さまのお姉さまであり、日本の神様の中心となる天照大御神さまと、産業の神様である豊受大御神さまが祀られています。
 
 蘇民将来さまが祀られている、疫神社。
 昔、素戔嗚尊さまが夜に休む場所を探していた時、もてなされたのが蘇民将来さま。
 それ以来、蘇民将来さまの子孫は、素戔嗚尊さまのお力によって災厄から逃れることが出来るようになったと言われています。
 祇園祭や祓の儀式の折、蘇民将来さまの子孫だから災厄に会わないようにと、参拝の皆様がお祈りされるのは、この伝説がもとになっています。
 
 太田社
 天照大御神さまの使い・猿田彦様と、天照大御神さまが岩戸にお隠れになった際に踊りを踊って彼女を誘い出した天鈿女さまが祀られています。
 
 えべっさん。
 大国主社。
 天孫降臨の際に、天照大御神さまの子孫に国ゆずりをした神様。
 出雲大社に祀られていて、日本中の縁を結ぶ神様だと言われています。
 鳥居のわきには因幡の白兎の姿もあります。
 
 摂社とは異なりますが。
 平家物語に描かれている、忠盛灯篭です。
 白河法皇がこの辺りを通っている時に、鬼らしきものが見えたために、平忠盛に倒すように命令します。
 が、忠盛がよく見ると、それは蓑を被って灯篭に火を入れようとしていたお坊様でした。
 その際の忠盛の行動をたたえて、この灯篭が忠盛灯篭と呼ばれるようになったそうです。
 
 悪王子社。
 素戔嗚尊さまの荒魂(あらみたま)をお祀りしています。
 もともと四条烏丸の辺りにあった神社なのですが、戦国時代に祇園に移り、江戸時代に八坂さんの摂社となりました。
 
 多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
 多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
 の三女神をお祀りした、美御前社。
 
 最近、世界遺産に登録されたことで話題になっている、宗像の女神さまたちです。
 古事記にいわく、素戔嗚尊さまが天照大御神さまにご挨拶に行ったときに、天照大御神さまは「素戔嗚尊が襲いに来た」と勘違いしました。
 素戔嗚尊さまが「そんなことはない。証明するために制約を行おう」と言って、自分の剣を天照大御神さまに差し出されます。天照大御神さまがその剣をかみ砕いて濯いだ際に生まれたと言われています。
 彼女たちは美人神としても有名で、女性たちの信仰を集めています。
 
 日吉大神さまをお祀りする、日吉社。
 日吉の神さまは大己貴神さま(大国主さま)と大山咋神さまの二神さま。
 大山咋神さまは大年神さまの息子さん……
 ということは、うかさまの甥っ子くん!?
 

 昭和に入ってから祀られた、刃物神社。

 平安時代に、多くの剣が京の都で造られ、技術が発展したことから、ここに神としてまつられました。

 審神者の血が騒ぎませんかっ!?

 

 

 

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