他の方のブログで紹介されていて、気になったので私も読んでみました。



“オープン・ダイアローグ”とは、統合失調症に対する治療的介入の手法です。


私は医療従事者ではないし、カウンセリングで統合失調症の方に関わることは無いかもしれませんが…


絶対にないとは言い切れないし、知り合いにも統合失調症で入退院を繰り返している方もいるので、知っておいて損はないのかなと。


カウンセリング心理学を学んだ際には、「統合失調症の妄想や幻覚には共感しないこと」と教わりました。


共感することで妄想や幻覚を肯定することになり、そこから抜け出せなくなる、という理由からなのですが…



たとえ妄想や幻覚が無くても、捉え方や考え方の違いによって「見ている世界」は人それぞれ違うものです。


相手の見ている世界を理解することが大切なのに、なぜ妄想や幻覚はダメなのか、ちょっと疑問に感じていました。


他人から見たらあり得ない妄想や幻覚でも、本人にとってはリアルに感じられる“体験”。


オープン・ダイアローグでは、妄想や幻覚も含め、相手の世界観を尊重することで、逆に成果が出ているそうです。


今まで言われていた事とは真逆だった、ということになりますね。



どんな人だって、自分のことを否定されたら心を閉ざします。


投薬で一時的に良くなっても、そんな環境が変わっていなければ、また妄想の世界に逆戻り。


私は専門的に統合失調症について学んだ訳ではありませんが、妄想や幻覚の症状は、心を閉して“自分の世界”に深く入り過ぎてしまったために起こるのかな、と思いました。


そしてオープン・ダイアローグは、統合失調症だけに限らず、職場や家庭内の様々な問題解決にも応用できます。


先日の価値観のお話ともかぶりますが、つい、「自分が見ている世界」と「他人が見ている世界」は同じだと思い込んでしまいます。


だから「それは違う」と相手を否定したり、「普通は〇〇でしょ」と、“自分の中の普通”を押し付けたりする。



人間関係の悩みって、そこに尽きるのではないかと思います。


“思い込み”だって、妄想と言えば妄想ですもんね。


何かのヒントになれば幸いですにっこり


それではまた。



↓ご予約・お問い合わせはこちらから↓