どうも、木津です。
前回は、「自分探しをしているうちに、自分からどんどん遠ざかる人」について話しました。
本当の自分は、どこか遠くに埋まっている秘宝ではない。
日常の違和感。
胃の重さ。
返事を返す前のひっかかり。
会った後の疲れ方。
少しだけ身体が軽くなる選択。
そういうログの中に、すでに出ている。
そんな話でした。
今回は、その続きです。
今日のテーマはこれです。
変わりたいと言いながら、変わった自分を怖がっている人。
はい。
これも多いです。
「変わりたい」
「今のままは嫌だ」
「もっと自分らしく生きたい」
「ちゃんと自分の人生に戻りたい」
「もう他人の期待だけで動きたくない」
そう思っている。
でも、いざ変わる入口に立つと、急に怖くなる。
断ったら、嫌われるかもしれない。
本音を出したら、関係が壊れるかもしれない。
仕事を変えたら、失敗するかもしれない。
発信したら、笑われるかもしれない。
自分を優先したら、わがままだと思われるかもしれない。
そして、結局いつもの場所に戻る。
「まだ準備ができていない」
「もう少し考えてから」
「今はタイミングじゃない」
「ちゃんと整ってから」
そう言いながら、同じ城門の前をぐるぐる歩いている。
今日はその話をします。
変わりたいのに変われないのは、根性がないからではない
まず言います。
変わりたいのに変われないのは、根性がないからではありません。
意志が弱いからでもない。
覚悟が足りないからでもない。
本気じゃないからでもない。
もちろん、そういう場合もゼロではないです。
でも、多くの場合は違います。
変わることには、ちゃんと怖さがあります。
なぜなら、変わるということは、今までの自分のやり方を一部手放すことだからです。
いい人でいること。
断らないこと。
期待に応えること。
怒らせないこと。
目立たないこと。
失敗しないこと。
誰かの正解に合わせること。
それらは、あなたを苦しめてもきた。
でも同時に、あなたを守ってもきた。
嫌われないために。
責められないために。
居場所を失わないために。
見捨てられないために。
波風を立てないために。
つまり、今の自分はただの悪役ではありません。
これまで生き延びるための防衛システムでもあった。
だから、変わろうとすると怖いんです。
脳内の古い警備員が叫ぶ。
「危険です」
「いつもと違います」
「嫌われます」
「失敗します」
「城外に出るな」
「門を閉めろ」
うるさいですね。
でも、その警備員は、あなたを壊したかったわけではありません。
守ろうとしていただけです。
問題は、もうその守り方が今のあなたに合わなくなっていることです。
人は、慣れた苦しさを選ぶことがある
変わるのが怖い理由の一つは、変わった後の自分が見えないことです。
今の苦しさはわかる。
でも、変わった後がわからない。
断れる自分。
本音を言える自分。
自分を優先できる自分。
他人の顔色で動かない自分。
やりたいことを出せる自分。
嫌なものから距離を取れる自分。
それが想像できない。
だから怖い。
今の自分は苦しいけれど、慣れている。
変わった自分は楽かもしれないけれど、未知です。
人間は、楽な未知より、慣れた苦しさを選ぶことがあります。
これ、かなり厄介です。
苦しいのに、安心する。
嫌なのに、戻ってしまう。
もう限界なのに、いつものパターンを選ぶ。
カラダ様はNOを出しているのに、脳内エゴ会議がこう言う。
「でも、こっちの方が予測できる」
「この痛みなら知っている」
「この我慢なら慣れている」
「変わって失敗するよりマシ」
はい。
それ、安心ではありません。
ただの既知の牢屋です。
変わると、周りの反応も変わる
ここも怖いところです。
あなたが変わると、周りの反応も変わります。
今まで何でも引き受けていた人が、断るようになる。
いつも笑ってごまかしていた人が、本音を言うようになる。
相手に合わせていた人が、自分の予定を優先するようになる。
黙って飲み込んでいた人が、「それは嫌です」と言うようになる。
すると、周りは少しざわつきます。
「どうしたの?」
「前はやってくれたのに」
「最近冷たくない?」
「変わったね」
「なんか感じ悪い」
言われるかもしれません。
はい。
変わったんです。
それでいいです。
ただし、ここで多くの人が怖くなる。
相手が不機嫌になる。
空気が悪くなる。
関係が揺れる。
今までの役割が崩れる。
すると、すぐ元に戻りたくなる。
「やっぱり言わなきゃよかった」
「断らなきゃよかった」
「私が我慢すればよかった」
でも、それは元に戻ったのではありません。
城をまた明け渡しただけです。
あなたが変わると、これまであなたの我慢で成り立っていた関係は、多少揺れます。
当たり前です。
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今日の処方箋:大きく変わるな、小さく戻れ
今日の処方箋はこれです。
大きく変わろうとしない。
小さく自分に戻る。
変わる、という言葉は大きすぎます。
人生を変える。
働き方を変える。
人間関係を変える。
自分を変える。
そう言われると、脳内警備員が全員集合します。
非常ベルです。
なので、まずは小さく戻る。
今日は一つだけ断る。
今日は一つだけ本音を認める。
今日は一つだけ予定を減らす。
今日は一つだけ「少し考えます」と言う。
今日は一つだけ自分のために時間を使う。
今日は一つだけ、カラダ様のNOを採用する。
これでいいです。
変わるのではなく、戻る。
本来の自分の領土に、少しずつ戻る。
この言い方の方が、身体に入りやすいです。
あなたは別人になる必要はありません。
今まで明け渡してきた場所を、少しずつ回収するだけです。
城全体を一晩で取り戻そうとしなくていい。
今日は玄関だけ。
今日は台所だけ。
今日は寝室だけ。
それでいい。
まずは、ひと部屋です。
最後に
変わりたいのに怖いあなたは、弱いわけではありません。
ただ、これまでの自分が必死に守ってきたものを、いきなり手放そうとしているだけです。
そりゃ怖いです。
でも、その怖さがあるからといって、ずっと同じ場所にいる必要はありません。
変わるとは、別人になることではありません。
自分の城に戻ることです。
他人に貸しっぱなしだった部屋を返してもらうことです。
勝手に置かれた荷物を外に出すことです。
壊れた門を直すことです。
玄関で倒れているカラダ様を、やっと中に入れることです。
だから、急がなくていい。
でも、戻るのをやめないでください。
次回は、「自由になりたいと言いながら、誰かに許可を求め続ける人」について話します。
これもまた、かなり根深いです。
では、最後に。
気付けーーーー!!!!
変わるのが怖いのは、弱いからじゃない!!!!
でも怖いからって、城を明け渡し続けるな!!!!
別人にならなくていい、自分に戻れ!!!!
今日はひと部屋だけ取り返せーーーー!!!!